土曜日, 8月 16, 2014

バイバイきーーーん!

人に出会うことはその人との別れをすでに含んでいる。
その出会いは刹那であり時に一生のものとなる。
その別れは一瞬であり時に今生のものとなる。

人と出会う際に抱く感情はときめきや驚きといった過去・現在との接点から昇華する。それが一時的が恒久的かは本人次第である。当然相手次第でもある。

人と別れる際に抱く感情などは過去・未来を包み込んで喜怒哀楽を基に心に刻まれ思い出になる。関係性が深いほど財産になり、別れは新たな関係性を生み出す。

出会いも多い。でもそれは別れも多い。その反面出会いを生む。メビウスの輪。その味はイカリングだ。

今日さよならを交わした彼女。たくさんの笑いやアクティビティを共有した彼女。新たなキャリアアップのためにここを経つ彼女。チームとしての彼女。友達としての彼女。一切恋愛対象としてはぐっとこなかった彼女。

彼女にとって僕はどんなおっさんやったんかいな。。。

僕を含め送る人たち。の人たちの別れもすでにある意味で包括されている。
相手が先が自分が先か。卵が先か鶏が先か。

good luck

この今という時間に乾杯、そして完敗。

金曜日, 8月 08, 2014

読んだ本・その30(173)

博士の愛した数式 (新潮文庫) [文庫]
小川 洋子 (著)
新潮社 (2005/11/26)

単行本を手にしたのはこんなにも前だったのかと出版された日付をみて感慨深くなりました。正確な日付はわかりませんが05年から06年の間に日本に一時帰国した際に手に取ったことは確か。

ラジオ番組の好きなパーソナリティーがお勧めだと。そして人生で始めて自分の金で読みたいと思って買ったこの小説。当時も読中・読後ずっとこのタッチの文章に触れていたいと思ったのは鮮明に記憶しています。

あるひょんなきっかけを経て、もう一度読みたいと文庫を購入。当時抱いたのと同じ感想はもちろんですがそれ以上に深く深く心と脳にずっしりと横たわる喜びや幸せという類の感情。
それは博士の語る数学と数の美しさに対して素直な感動と尊敬を持てるようになった現在の自分。

ライフサイエンスを仕事にしてる以上、いつも感じる生命の奥深さや複雑さ時に見せる乱雑さ。知恵と知識を組み合わせ小さな脳から仮説を立て答えを求める作業。それは現象として僕の前に立ち尽くす。その現象を定義という段階で物理学や数学が顔を出す。その数という存在。無限や普遍という性格を持つ彼らは神なのかそれと点なのか空なのか。

約10年前に手にした時には思いもよらなかった新たな世界に少しの驚きとそれを教えてくれる博士への敬意。アカウンタビリティの必要性が謳われる昨今の科学で、こんなに数字だけで人を魅了することが出来るという衝撃。もっともっと探究心もって今ある目の前の問いに挑まねばと思ったのでした。

さらに10年後この本を手に僕は何を想うのだろうか。。。

月曜日, 8月 04, 2014

らんだむ。。。ガンダム!?

真面目。
遊びごころ。
欲。
真理。
計算。
偶発。
閃き。
煩悩。
思い上がり。
謙虚。
決断。
飲み込む。
強引。
あきらめる。
継続。
切れ目。
思い入れ。
無関心。
理性。
本能。

よくよくよくよくよくよく考える。。。
くよくよくよくよくよくよ考える。。。

生。
死。

思い返すと。
思い出すと。

今。過去。未来。

感謝。忘れずに。進む。人生。

土曜日, 8月 02, 2014

読んだ本・その29(172)

ビッグデータの覇者たち (講談社現代新書) [新書]
海部 美知 (著)
講談社 (2013/4/18)

巷で噂のビッグデータ。使われる用語を含め導入書としてはとても良いのではと思いました。
僕自身はこの分野に興味があり色々とフォローはしてましたが、やはりちゃんと書籍として読むことで理解が深まりました。

簡単に言ってしまえばビッグデータの祖Googleの解説から始まり、Apple, Facebook, Amazonそしてtwitterといった各社のビッグデータとの関係性を分かりやすく解説してあります。そして、野球、カード詐欺、gmail、選挙に医療などなど、いかに自分たちがビックデータを利用しつつ利用されつつこの枠組みに取り込まれて日常を過ごしているかを知ることになるでしょう。そしてスマートフォンの今後とストーカーと言う存在の話は新鮮でした。まぁ、話のネタから考えさせられる話まで、さすがビックデータの本ですよ!

僕自身が肝に銘じないと思ったのは文中で出てきた「データというものは、量をたくさん集めていけば、どこかの時点で質に変わる」という一文。
頭をガツンとやられましたね。そう、その通りなんですよ。そして過去にこれと同じ経験した事があるんですが、当時はその質になったタイミングで自分があることに気付いたことを評価していた自分がいました。その前の収集があってこそ。あー、実験もっとしないと。最近のズボラを心から恥じたのでした。

あと2013年現在は起こっていなかったPRISM問題を予言するかのような内容もあって「おーーっ!」て感動したりもしました。読み返すとうのも刺激があって面白いですね!

さて、この文章も解析されるのだろうか。結論は。スパム!ゴミ箱行きかな。。。