月曜日, 9月 17, 2018

2018年27冊目(320)

「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書)
エマニュエル・トッド  (著), 堀 茂樹 (翻訳)
文藝春秋 (2015/5/20)

地政学
当たり前なのだけどユーロという枠の中にいてもなお他国とのパワーバランスを意識しないとけない。
日本の各都道府県も本来ならフランスがドイツ・スペイン・ギリシャを語るように近隣の県について思いを巡らしてもいいはず。でも県民性のようなソフトな話題に。
こういった本から世界の歴史や成り立ちについて学ぶのはとてもおもしろいと思った。世界史の個々の聞いたことのある事象(ナポレオンやビスマルク)がすっと理解できた。第二次世界大戦へ向かう流れも。
なのなかでロシアって国の存在。改めて考えさせられます。彼らは強国なのか実はしょぼいのか。太平洋を挟んだアメリカとロシア。大西洋を挟んだアメリカとヨーロッパ。地続きのヨーロッパとロシア。その中の日本。
世界だけを見ていれば良いとは言わないけど、世界は虎視眈々と一刻一秒駆け引きしながら動いているんだから日本人も巻き込まれてない我関せずはどないなん?って。
2015年のでた直後に買ってたんやけど、今読んでも十分にスリリングで現・フランス大統領の名前が出てくるところなんか示唆的でした。
さぁ、いざ世界へ!関空たのむで!

火曜日, 9月 11, 2018

2018年26冊目(319)

「流域地図」の作り方: 川から地球を考える (ちくまプリマー新書)
岸 由二 (著)
筑摩書房 (2013/11/5)

この本は確か去年の北関東で起きた大規模な水害の時にニッポン放送のボイスの中で宮崎哲弥さんが紹介してアマゾンのカートに入れたと記憶してます。
そして今回の西日本の災害を受け今読まないと思い購入しました。

ここで提唱されてる流域という概念は自分はどの川の氾濫に備えればよいのかを知る上でとても役に立ちます。ハザードマップだけでは感じれない分布から避難の際の何故も分かるのではないでしょうか。

これに加えて資金のない地域や都市計画がうまく出来てない場所、貧富の差によっても(フィリピンなどであったハリケーンの被害など)大災害ではクリティカルの差が出てくるんだと思います。自分の身は自分で守る。それを踏まえるうえでこの概念を知っておいて損はないと思います。それと同時に自然環境への関心も生まれると思いますし。

探検ぼくの街的に地図でも作るか!!でもあの実家の近くの川沿いを。。。まずはgoogleからだな。。。

視覚か聴覚か

sonyがウォークマンを発売して、ディスクマンにMD playerそしてiPodと音楽をイヤホン(最近はヘッドフォンまで見かける)で聞くようになった。その時に自分の世界に没入しての歩行者含め自転車などでの事故が増え「そんなに音楽聴きたいなら家で聞け!」ナンゾいわれていた時代。昨今は歩きスマホなどディバスを片手に読み物やSNSで楽しんでいる人たち。

聴覚を支配された人と視覚を支配された人はどっちが危険にさらされているのか?

今日混み合う車中。一人でも多く乗れるように詰めてくださいとのアナウンスのなか熱心にスマホを覗き文面をタイプする人たちにを見て思ったことである。

彼らの聴覚は生きているはずだか集中というのは雑音をキャンセルするのだと。
人は主に視覚から情報を収集するが果たして今の現状は良いのだろうか?
目線の先にあるネットの世界を通じて取り合うライブのコミュニケーションも大事かもしれない、でももっと今いる自分の周りにあるライブの情報を処理する方が現在をより善く生きれる気がする。

グーグル・フェイスブック・アマゾンなどに個人情報が云々カンヌン言われる時代だが、個人のメールやSNSでのやり取りを公共の場、特に混み合った車中などでは赤の他人に容易に覗き見されることの方がもっとリスクだと僕なんかは思う。
企業が必死に組み立てるセキュリティーに文句言いながら、自分といえばなんとも無防備ではないのか。

読書も言えば同じなのだか、この述べた2つとの違いは何なのだろう。
昔などおっさんが電車で読むスポーツ新聞の風俗欄が堂々と露出していてた時代は懐かしいのかもしれない。こんなことをつらつら考えれたのは使ってる人がいるとはいえスマホのおかげとなると皮肉と矛盾をダンロードしたみたいじゃのー。。。

火曜日, 9月 04, 2018

2018年25冊目(318)

習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)
チャールズ・デュヒッグ  (著), 渡会 圭子 (翻訳)
講談社 (2016/2/19)

この本は独立できた際にオフィスの本棚の見えるところに置いておきたいと思った。そんな時々、意識したり思い返したりすべき内容でした。

習慣という個人に帰属しそうで、しかも「何物でもないようなナニモノ」。
このほぼ無意識にいかに回されているか。いや、この無意識「が」or「で」に回されているか。
この習慣がルーティーンになるとイチロー選手の影響もあるかもしれないがプロフェッショナルに聞こえる。そんなかっこいいルーティーンを意識する以前に染み付いた自分の習慣を見つめ直すことからでしかその山に登れない。

企業や組織を含めこの習慣が運命を左右してきたのかを認識できます。
そして大事なことはその習慣は変えることが可能であること。
脳内の事とかストレスとか生き方とか危機管理とか流行とか。
現象には理由がある。その理由を考えられるか。
時にそれは苦痛でしかないし、厳しい現実を受け入れなければならない。
でも、習慣って身から出た錆であり染み付いた最高のスキルだったりする。

成功を一攫千金とするなら習慣は必要ないかもしれない(そうとも言えないのが面白いけど)、でも成功の道筋には「お前の常識オレの非常識」と「価値や意思といったボンヤリの具体化」があってそれを経ないと(経た人が)成功は感じれないのではと。
だから日常と自己に向き合わないといけない。その先に他人・集団・組織と波状も。

やめろとか、続けろとか。あきらめた、やり遂げたとか。
この安直な声かけや評価でない本質的な変化が定着した時に凄さとその逆の恐ろしさをこの本は教えてくれました。

いっぱい書いても書ききれないぐらい響くことがあって。習慣を受け入れてもらえたり、備わってた習慣が無意識に機能したりとか。今の自分を振り帰りつつ未来に向けて想いを馳せたり。。。とにかく、僕には響き過ぎました。
何かオチを付けないといけない、短くまとめないといけないと思う。
この習慣。それは。。。変えていこうよ。。。なのでビールもう一杯!おい習慣というより反射!!!!