水曜日, 4月 28, 2010

書評 その17

巷で話題になってる本だと思われます。

2011年新聞・テレビ消滅 (新書)
著:佐々木 俊尚
出版社(発売日):文藝春秋 (2009/07)

本が出て結構すぐに買ったのに塩漬けしてしまって今読むことに。もっと早く読んでいたら日本に居た間に感じたことは変わったのかなとか思う。

これからメディア(新聞・テレビ・雑誌・ネット)がどうなっていくのかが書いています。
日本はアメリカの3年遅れ、アメリカは今どのように試行錯誤しているのか。
情報とテクノロジーの関係性。
電子書籍やキンドルなどホットな話題が出てきます。

誰がどんな情報をどこからどんな手段で何時手にする?
まさに5W1Hの再編とでもいうのかな。

これだけ情報が氾濫して入手の方法が広がれば、最後は個人のリテラシー強化が最重要になってくると思う。
知らないから見つけられない。分からないから気付けない。
ある意味これも格差なのかな。

iPadでも買うか!!笑

雑記

きっかけに気付き、拡大の波に乗る。
飽和時に編集・統合・選別をする側にいて、新規の土台を構築すべし。
そして歴史は繰り返す。

なーんて考えてみた。


インフラって何か?作るの?使うの?
天引きする?お金?情報?それで遊ぶ?それを使って遊ぶ?

なーんて考えてみた。



応用できるかな…??

月曜日, 4月 26, 2010

書評 その16

今回は中国関係。次回は違いますが、それ以降はアジア関係いきまーす。

中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS) (単行本)
著:富坂 聰
出版社(発売日):講談社 (2009/12/5)

富坂さんは中国問題に詳しく、終わってしまったムーブ!でもコメンテーターとして出ておられました。

内容は中国国内の新聞の記事を解説しするなかで、中国と言う国がどんな国か見えてきます。
Googleを排除した国ですので情報統制は利いているのですが、だからこそ分析が必要なのでとても興味深く読みました。

経済大国であるのに社会主義国。すぐにバッタモノを作れてしまう技術力とパワーがあるのに知的財産権への意識。格差が大きくなるなかでなんとかインフレを阻止する政府、などなど。

こんな歪な構造がいつまで耐えるのか?あるいは世界が生かすのか?
でもこういった状況は企業やコミュニティー・人間関係でもありそうやし…。
本当にすごい国だと思う。

国内問題を押さえ込むと国際問題に影響し、その逆もあったりで。
どこの国でもそうかもしれないけど、中国の場合は「大きい」分だけ極端に振れすぎる感じを持ちました。この国がまだ維持している「社会主義」がいかに色々な前提条件になってる気がしました。
まるで国際部と国内部という全く違う国が2つ存在するのではないかと。


やっぱり一回は実際に行って、この目で色々感じたいですね。

日本は上手く立ち振る舞えるのだろうか…。不安。

日曜日, 4月 25, 2010

気になるニュース9

同業者なので一言だけ。

事業仕分けで理研(理化学研究所)に関しての記事について。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100426/plc1004261222006-n1.htm

この記事の中で「理研職員が妻をアシスタントにして」と言う記述があります。
職場内で結婚して、奥さんが博士やって、子育てのこともあるから技官さん(実験のお手伝い、パートタイムみたいな感じ。海外ではテクニシャンと言う)という立場でサイエンスに関わりたいということだったらどうするの?

実際、そういうケースは結構あります。色々な研究室などをみて(特に海外は)。
このアシスタントって言う「言い方」が不明瞭。
秘書や事務職だったらそう表記するだろうし、研究に携わっていると考えるのが普通だと思う。

「多額の税金を使って効率的な運営をしていない」
とういうのは、どの点ですか?
業績ですか?
簡単に業績が出るなら苦労しません。

研究者は「税金」を使っていると言う意識は持たないといけないとおもうけど、仕分けする人にも「サイエンス」という本質を分かって欲しい。

また科学者の地位が下げられる…気がする。

水曜日, 4月 21, 2010

普天間

連日ニュースを賑わしていますね。普天間基地移設問題。

総理の腹案とやらが徳之島ではないかという話が出ていますが、僕は本当かなぁなど思いながら私的な勝手な意見を。

以前に橋下大阪府知事が「沖縄だけに負担を押し付けている現状はよくない、日本国民全体が沖縄のことをもっと考えるべきだ」的なコメントで関空を移設先にあげたことがあったと思います(知事のコメントの内容は僕の記憶なのでこれがそのままではないですが、ニュアンスはこんな感じだったと思う)。

徳之島の方が悪いといううわけではないです。あらかじめ言っておきます。
いざ基地が実際の来るとなると、「いややーー」ってなる。
皆さん沖縄の今までの経緯や負担は知ってるとは思うけど、やっぱり自己益は大事です。これは当然だと思う。

日本に基地がある意味。それを考えると、どこに基地が要るのかは結構見えてきます(沖縄のポジションの重要さが)。万博やる国やら将軍の要る国やら台湾の情勢やらを考えるとね。

とりあえずこの前提を取っ払って、「基地大歓迎です!!」「沖縄の負担を軽減しましょうよ!!」って自分から言える地域ってあるのかな??
本来ならそういった場所に行くのがよいに越したことはない。
でも、そんな場所って。
そんな状況で、僕らは沖縄の負担を…とか偉そうなことはいえないよね。
結局誰かが引き受ける、でも自分のところではないでしょう的な発想。

なぜ移設してまでも必要なのかはもっと考えないといけないし、そこを報道すべきじゃない??
考えるきっかけちょうだい!!

がんばれ政府!!(選挙で投票してないので鳩山政府を支持します、せざるを得ない。ああ選挙権よ)

火曜日, 4月 20, 2010

書評 その15

坊主の常識・世間の非常識―拝金主義の坊主や葬儀社にだまされてはいけない! (単行本)
著:千代川 宗圓
出版社(発売日):日新報道 (2009/05)

委員会でだいぶ前に紹介されていて、読みたいと思って帰国中に購入した本。

冠婚葬祭って金額設定どうなってるやろう!?って疑問があって、特に「葬」って縁起でもないけど執り行う立場になったら…。など知っておくべきと感じ読みました。

これが、読みやすく色々風刺が効いていておもしろかった。不安産業的な面があるので、読んでよかったと思います。

どれだけどんぶり勘定やねん!!みたいなことが分かりますが、それ以上に葬儀に関して(色々ある行事について)やこの分野の日ごろ聞きなれた言葉の意味(如来とは!?みたいな)が書いてあって、仏教的意味を知るうえでとてもよかったです。
意味を知ってやるからこそ、価値があり考えられるものであると思うので。
仏教って深いですね~。面白かった!!

昔やったファミコンの「妖怪道中記」の各面にちゃんと意味があったりしてとか考えて、今度調べてみようみたいな「ええテンション」になりました笑

お坊さん、

煩悩って素敵ですね!!

月曜日, 4月 19, 2010

ともだち

あっという間の、幻のような1ヶ月でした。

ほぼ毎日、酒のせいでベロベロで記憶もちょいちょい曖昧やったり無かったり。
ケタケタ一人で笑い出すし。あほの極みも休み休みにせんと。

でもすべてが思い出です!
思い出は酒では消せません、逆に残りよる。
にしても、クソわがままばっかり言うてた、ホンマ。

餓鬼か!!笑

それもこれもどれもあれも、みんなのおかげです。

自分のパワーをすべて放電してから帰りますわ。
首洗って待っててやー笑



Thank you so much!!

シュミレーション

もし富士山がアイスランドみたいに噴火したらどうなるのかな?
あれ休火山でしょ!?

イギリスは日本みたいに島国やから、ええ参考になるのだろうか?
でも、ドーバー海峡の下でフランスと電車で繋がってるしな~。

こんなんってむっちゃ大事ちゃうの!?
って思ったり。

てか…、寝よ!!

日曜日, 4月 18, 2010

成田のラウンジなう

twitterっぽいタイトルにしてみました。

今成田空港にいます。
伊丹→羽田のあとにリムジンバスで成田へ。
初めて首都圏の空港を利用するので若干ウキウキでした。

伊丹・関空ペア vs 羽田・成田ペア
うーん。関西がんばらないとダメですね。

羽田の綺麗さはびっくりした。伊丹と比べて、都心から空港へのアクセスを考えると羽田ハブ化はとてつもないメリットを生む気がする。
でも、国際線対決となると関空はまだ芽があると思う。
ターミナルが成田はデカイ。国内線への乗り継ぎが使う航空会社によっては面倒な気がする。
その点、関空はその辺が完全に一元化できるからとてもいいと思う。ハブには最適な構造かな。
空港へのアクセスもトントンといった気がするし、関空ハブ化はありだと思う。

だけど…、

現状の開きがひどすぎる。
関空からアメリカ国内へはサンフランシスコのみ(ユナイテッド航空に関して)。ところが成田はサンフランシスコは当然のこと、シアトル・ロス・シカゴ・ワシントンDCそしてニューヨークは確実にある。
空港内にいる人口比が外国人がとても多い。今座っているラウンジをぐるっと見回しても、9対1ぐらいの比で外国人。関空だとアジア人は多いけど、こっちは世界人です。
東京と言うパイがあったとしても、この数にはビックリした。
ヨーロッパの噴火の影響があるかもしれないけど、これが国際空港だと思う。

リムジンバスの中でパスポートまたは身分証明書の提示があったり(しかもクソ適当)があったり、ちょいちょい「はっ?」はあるけど現状で関西は分が悪い。

だから、どうする?どうしたい?考えるのは大事やと思います。
政策上、関西に有利に働くとは思われないし。そんな中で現状維持にこだわるべきなのか?

3点負けてるサッカーの試合で後半30分にディフェンダーを投入したら…。ねぇ。

興味深く見守りたいです。関西がんばれ!!
そして俺!!

日曜日, 4月 11, 2010

書評 その14

初の魚に関する本

イワシはどこへ消えたのか―魚の危機とレジーム・シフト (新書)
著:本田 良一
出版社(発売日):中央公論新社 (2009/03)

すし関係の本は2冊ほど読んだことがあるのですが、魚類に関して初めての本でした。鯨は哺乳類やし。

キーワードはタイトルにもある「レジーム・シフト」ちゃんとした定義はされてるけど早い話は「構造の変化」とでも言うのでしょうか。

海の中の構造の変化。それは人為的!?自然変化!?魚の社会ですね。

具体例(個別の魚)の話から最後は地球環境に向けって相対化されていく感じです。
その中で漁業政策や海環境、諸外国との関係、歴史的な事象、法律などの話が書かれています。

一冊で結構な情報量だと思います。これから鮮魚コーナーにふらりと行ってしまいそうです。おもしろかった!!

日本は領海を含む排他的経済水域になると世界で6番目に広い国だそうです。
海からの恩恵をとても受けているけど、あまりにも海に対して意識してない気がします。当たり前をいかに意識できるかが大事になっているかもしれないです。

ここでも出てくるのは地球温暖化について。
これはつくづく深い問題だなと思います。
「関連付けやすいけど、根拠は明確ではない。」と僕は思います。
本にあったことば、
「水産資源の持続的利用のためには、温暖化のデメリットだけでなく、メリットも検討する時期にきている。」
悪い点ばかり表に出てきますが、実はよい点を考慮するのも政策やと思います。

実生活にも応用したい考え方ですなー。

漁業って深い。海みたい。
僕のコメント、浅い!!

火曜日, 4月 06, 2010

群の中の点

ちょうど2週間前。大学院の卒業式でした。

博士が約500人ほど、修士は1000人以上だったと思う。その中の一人の僕。
名前を呼ばれ総長から学位記をもらったけど、感じは流れ作業とでも言うのだろうか。
まぁ、500人も貰うんだから終始座っているだけです。
その間に考えたことを。

全国にものすごい数の大学がある。そこから排出される博士の数は毎年余裕で数千人単位だろう。
そう考えるともう何万人って数の博士がいる。

結構大した「チケット」でないなぁー。

そんな中で業績を出し学会などでスポットを浴びる人は一握り。業績を残す人は終始トップを走る。芸能界同様に一発屋はもちろんいるんだろうけど。
ここれからこの「チケット」をグリーン車の券にするのも、普通乗車券にするのも「己」次第かとか考えていた。

毎年、数千人に多額の税金がぶち込まれてる。そんな中で簡単に業績が出ないのが研究。どうやって還元すべきかは考えないといけない。

卒業式で「写真とろう!!」とかいっている人たちがなんか虚しく見えた。
もちろん卒業は祝うべきことだと思うけど。
自分はどんな点になり、どのように群にさらにはその周りのかに存在していくんやろう。


そんなことを考えてずーっと卒業式中なんか凹んでいました。
鬱とか自己嫌悪ではなく、客観視できたええきっかけでした。
僕って天才ね!!

とりあえず一発でもええからデッカイ風穴あけてやろう。
さー!!しこたま飲むぞ!!
そっちかい!!

書評 その13

テレビは見てはいけない (PHP新書)
著:苫米地 英人
出版社(発売日):PHP研究所 (2009/9/16)

とても読みやすく、2時間強で読めました。
内容はテレビはあくまでも導入で、日々の生活の中における思考停止について書いてる感じが僕にはしました。
2章は自己啓発本的な香りは若干しますが、僕は色々感じることがあったので面白かった。

筆者は有名な脳機能学者で、この方が出ていた番組も見ていたので内容はかなりすんなり理解できました。

読んでて「文字で洗脳されてんちゃうん!?」とか考えてしまいましたが、人間のマインドセットに関する考察は面白いですね。

さー、あなたはこのブログのとりこになーーーる。

わしゃ、あほか!?

月曜日, 4月 05, 2010

地球温暖化

水に関する本を読んでこの問題に対する考え方が少し変わった。

今までは温暖化に対して否定的(温暖化してない)でも肯定的(温暖化してる)でもない「別になったらしゃーないやん」って考え方だった。

昔はカナダとか今は寒い所にも恐竜がいたわけで。
地球の運動の中の今。
太陽と地球の関係の今。
暑くもなるし寒くもなるから仕方ない。
それを人間が地球の支配者のごとく、暑くなったらダメだというのはどうかと思っていたから。
そう思っていた前提にはCO2犯人説には懐疑的だったからからかもしれないけど。

要は「僕たち死んじゃうやん嫌だよー」って発想だと、僕は思う。
地球の変化に適応するのもええやんって、僕は思っていた。

でも、温暖化になると水の循環が人間にとっては不利になる。
高い山に冬に雪が降って大きな氷河になって(貯金)、それが夏にうまく解ける(消費)。
或いは、地下にしみこんで地下水となって蓄えられる。
この貯金が僕たちの水の利用を支えてきた。
温暖化になるとこの貯金が減る。また、急な豪雨で地下にしみこむ前に海に流れ出る。
赤字になってしまう。つまり生きれない。いや生きにくいの方がええかな。

えっ、さっき「地球の変化に適応するのもええやんって、僕は思っていた。」っていってたやん!?
はい、言いました。
でもこれは、最低限の生活が平和に営めるなら。

さまざまな国際紛争の背後には水問題が存在することを知りました。
なので、この温暖化で自然界に貯金が出来なくなると、戦争や紛争だらけになる可能性がある。それはよろしくないと思った。

でも、水を上手に確保する技術(例えば海水から淡水を作る)があればええやん。
それは日本ええ腕持ってるんやし。日本万歳やん。

確かに!!でも、そのような状況にならないように出来るのなら、それは努力すべき(予防)でしょ。なってからじゃ取り返しつかへんし。


と言う観点で、温暖化は防いだほうがいいね、という考え方になりましたとさ。
ちゃんちゃん。

書評 その12

水の本シリーズの最後

ウォーター・マネー「水資源大国」日本の逆襲(単行本(ソフトカバー))
著:浜田和幸
出版社(発売日):光文社 (2008/7/23)

大まかな内容は前の2冊とオーバーラップします。
でも、この本はタイトルにもあるように日本の技術力の凄さをアピールしています。
近隣諸国の問題にふるれることで、日本が如何に今後大きなポテンシャルを持っていることが浮かび上がります。

今までの2冊はイメージとして「水」を中心に「水とは」を見ている。この本は「水」を中心に「日本は」を見ていると言った感じでしょうか。

日本はいつも技術を開発するけどその応用を外国に持っていかれてしまうイメージがあるので、この水の技術に関しては最後のオイシイ所まで日本が回収して欲しいですね。国策にしてもええんちゃうの!?

この水の話はとても面白かった。底辺でのリンクが凄すぎる!!
今後もこの分野の動きは気にしていこうと思います。


僕の仕事も外国に持っていかれないようにがんばらな。
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