月曜日, 7月 29, 2013

本の感想2013 No24-25(その124-125)

今回のこの2冊はデジタルデータにして映画マトリックのように脳にダウンロードしたいです。

世界の野菜を旅する (講談社現代新書) [新書] 玉村 豊男 (著) 講談社 (2010/6/17)

いつも何か感じたところには付箋をはるのですが、付箋まみれになりました。
野菜って面白いの一言です!そもそも手にする野菜の歴史なんてよほどのことでない限り意識しません。
驚くことに南米やアジアが由来で、航海によって伝わり今となれば由来の国で主要生産作物に鳴ってる例だらけだなぁって。
栽培・由来などとは別で食べ方の考察もあったり。食し方もまた文化。外来種の問題とかこの野菜の歴史という視点で見ると面白く映るかも。
そして戦争の原因にもなった作物たち。食べないと生きていけないからしかたないですよね。
今の中東事情とかエネルギーがバックにあるから先進国が関与するわけで。
ここでもロジスティックが今の分布の運命を決めたといってもいいでしょう。
あー、この本にあるうんちく話全部覚えたい!!


美味しいワインの基礎知識 (ベスト新書) [新書] 須藤 海芳子 (著) ベストセラーズ (2011/2/26)

昔からワインに関しては勉強したいと思っていて、買って塩漬けになっていた本。
先日友人のワイン畑を訪れる機会を得たので、その予習がてら読んでみました。
えー、色々知ることが出来ましたが一回では覚えられない!!!また読み返すべし。
面白かったのはフランスでは法律でワインに関して細かい規定がなされていること。ドイツも学校(大学)でしっかりとワイン作りを学ぶところがあること。
もちろん歴史に裏打ちされた現状でしょうが、これだけ流通がさかんなワイン。日本も買い手としてそして売り手を育てるという意味でしっかり取り組んだほうがいいんじゃないかと感じました。
アメリカのワイン事情がとても僅かだったのが残念!あー、この本にあるうんちく話全部覚えたい!!

あっ。。。

これ、きた!?ビンゴかも。。。
ってことは働け働け死ぬほど働け!

土曜日, 7月 27, 2013

物の価値

今しがた古畑任三郎の陶芸の回をみていました。
最後に出てきたものの価値に関する了見。
相対か絶対か。
とても深く数分間思考した。多分絶対的なものに興味がある気がする。
そして、6月のある日に絶対的な価値を得るチャンス逃し、その価値を創造しようとしてくれた人に対して心から自分の恥を感じた。
でも、これは結果を知って生まれた感情でもあり、相対的な出来事の一コマなのかもしれない。
存在というパラメターを掛け合わせると、この相対絶対は何次元もの複雑系を生み出す。
でも、その中の中心で自分は生きている。生きていることは相対か絶対か。
堂々巡りになってきたからまたニヤニヤ考え込んでしまう僕は変ですか?
変です。かなり。もう一本あけずに寝なさい。そうします。明日はくるなかぁ、なーんて。

金曜日, 7月 26, 2013

反応

自分の思ってるように反応なんて起きないんだねー。
以上以下。触れ幅。これを見て楽しむのが贅沢ですなぁ。
今日の触れ幅はスゴイね!
でも、微妙に触れるイシカワラインがまたアクセントか。
僕はそうありたくないけど、こうありたい。
色々考えよう!

木曜日, 7月 25, 2013

これから出会うこと

ふと飲みながら死やガンなどについて想いを巡らし知らぬ間に眠りについていた。
朝目が覚めて飲みすぎたこと、そのまま寝入ってしまったことを恥じながらまた考えた。
そして思った。
まだSNS上で死を体験していない。いや厳密には一度あるのだが。
同世代が年をとることは避けられない。自分も含め。そしたら必ず死に直面するだろう。
アップの写真が病院食とかなら笑えるが、友人の葬式ナウとか。
まぁ、その頃には違うメディアが席巻していることもあるし、僕よりもずっと上の世代でSNSを始めている人はもう直面している可能性もあるし。
自分がガンだと告知されたらどうするかなぁーってところからふと浮かんだんで、記しておこうと思ってページを開いた。
僕はそこで闘病記をブログみたいにアップしたらlikeが付くのかとかを最初考えていたが。。。それもまぁ変わった思考実験やったけど。
自分が最初になるのか、それとも。。。なんて不謹慎なオチ。。。

水曜日, 7月 17, 2013

解釈

まぁ、穏便に極端に。
色々あるけど。なめられてますねぇ。
僕はそんなことに対しては頑なに否定します。
ノータッチ。
なめてます。
こんな大人になりたくないし、関わりたくも無い。
サイエンス最高。。。」

日曜日, 7月 14, 2013

本の感想2013 No21-23(その121-123)

木嶋佳苗 法廷証言 (宝島SUGOI文庫) [文庫] 神林 広恵 (著), 高橋 ユキ (著) 宝島社 (2013/1/10)

友人から借りて読みました。この本と前回の書評で書いた岡田さんの「フロン」を一緒に読むと、男性の弱い部分や結婚とか恋愛といったものに対して考える事が多いと思います。
僕の感じたことは、この木嶋佳苗という人物は生まれてくるのが10年20年早かったと思います。
詐欺云々の疑惑を置いておくとして、彼女が行なっていた男性を見つける方法なんて今の10代20代からしてみると特別変でもなく、むしろ普通といっていいのかも。彼女が長けていたのは選ぶ相手を狙っていたとおもわれること。ゾーンニングが完璧だった。本の中で高校時代同年代の子でまともに話が合う人がいなかったというのもひとつの証左かもしれません。
そしてお金はあるが心に穴の空いた人。女性という存在に慣れていないというかそういう人。もちろんここで被害に合われた方たちは、木島さんのゾーンニングの被害ですが、そういった人はどの年代にも居るでしょう。インターネットというのがこれらを簡単に繋げ物理的に会うことまで進むといことをどう考えるか。以前名古屋の方であった見ず知らずの3人がネットで知り合い女性を殺害した事件がありました。そこにあった共通概念は人を殺すとか犯罪というもの。
何にでも慣れてしまうと基準が分からなくなるという怖さも教えてもらった気がします。うーーーん、深い!


都市と消費とディズニーの夢 ショッピングモーライゼーションの時代 (oneテーマ21) [新書] 速水 健朗 (著) 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012/8/10)

人間の行動と買い物。それを供給する場所と人が集まる場所。これらを総合するとショッピングモールという存在が巷で議論されているのものとは変わった顔を見せてきます。この速水さんのショッピングモールに関する考察はここでも記録を残した「思想地図β1」でも出てきていて、おもしろいなぁと思ったんですがそれを深くした感じでサクサクと読めました。
僕が感じた一つのキーワード「ロジスティック」
これは戦争などで特に重要視されるもので、日本軍はこれが上手くなっかたので負けたと言われる説も聞いたことがあります。
道路や鉄道にショッピングなどを関連付け人の群れを作るか。日本の鉄道網とアメリカのフリーウェイの対比なども面白かったですね。
ここで以前書いた「宗教とツーリズム」の最初にあった日本のそれ。そこで取り上げられた阪急電鉄の作戦。違うショッピングという視点からもここで取り上げられていたので面白かった。
都市計画とか考える上での考察をさらに相対化抽象化するとここに書いてある本質を把握すると色々応用できそうですね。あらためてショッピングモールに観察に行きたいですね。でも消費の一分となるんだろうな。。。


ぼくはお金を使わずに生きることにした [単行本] マーク ボイル (著), 吉田 奈緒子 (翻訳) 紀伊國屋書店 (2011/11/26)

友人から借りて読んだ本です。まさにさっきのショッピングモールと正反対の本といえるでしょう。
読んでいて思ったことは、生きるということ。働くとか楽しむということ以前に、まず生きるということが前提になるわけで。
それはお金というものの存在によって違う意識されたものなっているんだなと気づかせれました。
筆者が残した言葉、経験・体験に共感しつつ改めて自分の生活を振り返っってみるいい機会でした。
ある部分では僕が生きていく中で感じること・したいこと・あるべきこを筆者も感じていたり、自分にとっても大きなメッセージだなと思う言葉があったり。人によって共感ポイントが全く違うんだろうなと思います
そして行動することから学べることってたくさんあるなぁーって。最後の方に出てくる理想と現実。うーんと考えさせられます。宗教的な視点とは違った生きるの問題提起だったような気がしますね。さて今日も楽しく色々感じ感謝しながら生きますかー。

火曜日, 7月 02, 2013

本の感想2013 No18-20 (その118-120)

知的唯仏論 [単行本(ソフトカバー)]
宮崎哲弥 (著), 呉智英 (著) 
サンガ (2012/11/25)

自分が読み始めた時期もあるのですが、自分の中で分かって感動していただけで、全く実践できない仏教的な世界観を再認識させてくれました。
読んでいて、己の浅はかさを感じたような気がします。
内容は対談形式でもあり、わかりやすいと思います。といっても難しいところは多々ありますが。
知とか死。縁起や実在。こういったことへの探求と理解があり実践があるのですが、どうしてもサイエンスに近いようで、そのへんが僕が仏教的思考に引かれる原因かもしれません。
またもう一回読んでみたいです。にしても、意識ってしてるようで実際の行動は本人の業というか内面とかがでちゃうねんなぁー。修行です。
 

フロン―結婚生活・19の絶対法則 (幻冬舎文庫 お 26-1) [文庫]
岡田 斗司夫
幻冬舎 (2007/02)

文庫化されたのが2007年でもオリジナルは2001年。もう10年以上前に書かれているのに新鮮です。
ここに書かれている内容にのように時は流れて居るように思います
男女から夫婦、そして父親母親へなる流れでのお互いの関係性。
社会の結婚生活・子育てへの理解度などなど。
でもここで書かれていることは、僕が住んでいるアメリカではもっと現実的に起きていることだと思います。
それは日本が遅れてるアメリカがすすんでいるとかではなく、もっと大きな価値観と世の中の流れで考えるべき問題を、男女間・夫婦間という狭い枠で議論してきた齟齬の結果なのかなって感じてます。
岡田さんは女性に書いていると本の中に書いていますが(当初は男性向けに書いたのが変わっていったようです)、これは読むべきだと思います。
僕自身色々と考えることがあるがあり、すごいタイミングでよんだなぁとか思いました。
また時間がたったら読んでみたいです。
 
 
談志歳時記: 名月のような落語家がいた [単行本]
吉川 潮 (著) 
新潮社 (2012/11/22)

読みたいを思っていた本を偶然手にした時の感動。そして読む機会を得ました。
「落語とは人間の業の肯定である」
だからこそ落語を聞いて笑い感動し時に涙を流するのでしょう。
筆者の吉川さんが談志師匠とどう知り合い関係を深め信頼されていくか。
談志師匠がどんな風に生き何を思いどう行動し自分と戦い自分を受け入れて亡くなっていたか。
師匠と弟子との関係から弟子の成長。周りの人間関係など。
何か小説を読んでいるような気分になりました。
そして、どうやらこういった芸に生きる人達の生き方や考え方、そして行動の仕方。理屈とかがどうも僕は好きなようで、こんなふうに生きたいと思っている節があるんだろうなと思いました。
何度か泣きそうになりましたし、落語を聞きたいなと思いましたし、談志師匠の芝浜を一緒に聞けたらなど。生き方。
これを読んでM1グランプリ2002の審査員だった談志師匠の行動とかが少し分かったようで、かつもっと早くに深く知りたかったなぁと思いました。
素敵な本でした。
 
 
一度読んだ本を読み返しました。カウントはしませんが感想は残しておこうと思います。
再読・関係する女 所有する男 (講談社現代新書) [新書] 斎藤 環 (著) 
思う所があって再読しました。えー、あーそうかーなるほどというか、なんとも感じる所が多い本でした。前回付箋を付けたところと違った所で感じたことが多かったので、微妙なマインドセットの変化はあるのだろうなぁと思いました。
一期一会で読み終わることが多いのですが、可能なら何度も読み返し理解を深める事もしないとと思いました。
実際に仕事上、リピートや何度も読みなおす事があって色々と見えてくる世界があるのを分かっているのに、それを読書では実践できていない。最近こういう相対化が出来ていた’つもりでいたこと’をとみに感じるようになってます。。。