火曜日, 8月 30, 2016

23th book on 2016(253)

細胞の中の分子生物学 最新・生命科学入門 (ブルーバックス) 新書
森 和俊 (著)
講談社 (2016/5/20)

自分が関わってる分野の情報収集は専門性の高いものだけでなく、時に一般に向けて書かれたものにも目を通すことの楽しさを感じました。

まず何といっても表現方法。専門用語を以下に噛み砕けるか。僕も友人等々に話すときに意識しますが、他の人の表現を見ることは勉強になりますね。方いう言い方もあるなー、上手いこと言うなーなどなど。
この本ではノーベル賞を歴史的な流れに上手く組み込んでいてとても勉強になりました。
ノーベル賞が如何に大事な発見に与えられているかを感じること出来ます。そしてその歴史の上で今僕は研究をしている。いくつかの発見は僕の興味に直結しているのでひしひしと感じます。

これはどの分野にも言えることだと思いますが、今があるのは先人の努力があってこそ。
では僕たちの今やってることは未来の人たちにとってどういう影響を与えるのか?
自分自身が10年前にやった仕事を踏まえて今のプロジェクトが'動いていたりするので、埋まらないパズルが存在する限り自分を含めその絵を完成させるために関わっていくんだろうと。
でも、後継者と言うか興味を持って取り組んで人が居て始めて進んでいくもの。
流行り廃りや経済や戦争などによって打ち止めを余儀なくされたもの今現在その危機にあるものもあるでしょう。やはり出来る以上は情熱を持って取り組みたいと切に思いました。

そんな楽しいサイエンス。皆さんの理解があってのサイエンス。サイエンス、サイエンスに清き一票を。。。

月曜日, 8月 15, 2016

活躍と評価

リオ五輪。

家にテレビが無いけれど、飲み屋やネットでとても楽しみかつ感動してます。
アスリートが綴る言葉美しく謙虚で度々いやかなりの頻度で涙腺が崩壊します。

今回切に感じている事。それは、日本国がよい意味で安定曲線に入ったのかなって。
つまり、突出した銅メダルの数です。
金メダルは国の威信だったり、シンボリック。
銀メダルはそれに伴う形変わる努力が実らなかった結晶、よくやりきったという証明、または敗者と悲しみの象徴。

ちょっと異質な銅メダル。
あのレベルにおいて僕は出ること入賞する事すらスゴイと思ってます。
サッカーなんて予選敗退云々ですが、数十年目はオリンピックもW杯も出れない国だったんです。現世代はプレッシャーを受けそれを「当たり前に思い、乗り切る」。これが本当の当たり前になって底上げとなり新たな高みに。

その当たり前になって底上げとなり新たな高みの象徴が銅メダル。

しれっと、最終20個の銅メダルが取れたならそれは圧倒的な国力の証だと思う。
1つの金メダルよりも1つの銅メダル。
それは時代に生きる新たな価値観として存在してもいい事実だと。

先進国・経済大国と言われた日本が立ち居振る舞える底力。

がんばれニッポン!
がんばらなボク!!

月曜日, 8月 08, 2016

ダルマさんが!?坊さんが!?猫が!?ラン!?

男性が女性を見つめる先は。。。えーーっと。そんな入りから始めました。

必ずしもすべての女性が見つめる先になるとは。。。あのーーそのーー。そんなチャレンジも入れました。

要は人によって注意の先が変わる。それは意識的に起こる。

最近一人でたまらないツボにはまってしまいました。

日曜日のワイドナショー。まっちゃんとヒロミさん(僕の意識化が起きた時の順列組み合わせ)の間。奥のテーブルの上に乗っているダルマ。

ダルマさんが。。。

リーゼント!?

そう、なんかそのダルマさん手頃の大きさでツッパリやねんこれが。それに気付いたらもう目がそこに。紳助兄さんにも観えてしまって松ちゃんとのコントラストが。クンックンッ。

そしたら東野さんとフジのアナウンサーの方(気付いた時は秋元さん。僕のツボな秋元さん)の間に佇む招き猫。ニャー。ニャー!

ダルマ!猫!ダルマ!猫。ヒロシ。オリンピック!?
ヒロシです。気付いてしまいました。。。

もうもう祭りです!ワショイ!集中できまへん。

要するにー。人の意識なんて潰せるし作れる。作る側と壊す側。
破壊神と創造神。新しいドラゴンボールの話で破壊神とか出てきたなぁー。

つまりやねー、鈍感と敏感の間。たくさんあるレイアーの中でそれが起きながら日々過ごしているという。まぁ、それすらも気付いていない。。。

ホント僕ってダルマさんが転んでるよ!!大丈夫!?
あーーーーー、あのツッパリダルマのように佇んでいよう。
そして呟く。坊さんはそんなに屁をこかん。。。

木曜日, 8月 04, 2016

22th book on 2016(252)


複素数とはなにか (ブルーバックス) 新書
示野 信一 (著)
講談社 (2012/10/19)

大学受験、特にセンター試験の数学IIBの選択で お世話になったのが一番のハイライトですかね。

そんな複素数。

でも、2浪目の予備校時代ある先生がある問題を「じゃー、これを複素数を使って解いてみよう!」といってベクトルだったか平面幾何の問題をサクサク処理して行ったのが以上に面白くて、複素数ってなんやねん!って思ったのを今でも鮮明に覚えています。

だから複素数。

中学校の先生と恩師の誰かが(だれだか全く覚えてないけど言葉は覚えている。。。)
物事を論理的に解決していくプロセスを学ぶために数学を勉強するんや!
と仰って、おーーー!って唸りました。

帰ってきたウルトラマン。。。
ちゃうちゃう、帰ってきた複素数!

この本は複素数がなんぞやを教えてくれますが、それ以上に数学の持つ世界とのつながりを見せてくれます。
GPSなんてスマホの世界においてそこにあるものだけど、正直どういうこっちゃ!?やと思います。もしそうでなくみんなが正確に理解していたら僕は心から自分を恥じ坊主にしてもいいです。
空間を表現する方法論。角度とか距離とか。そのA=B=C=D=E...=Z
そうか、その発想で理解したらA=Zってなるよね。そうなると扱いやすくなる。
GPSという圧縮ファイルを解体してそもそもの意味を知った時、そんなに変形するの?という衝撃。

ポケモンのモンスターが変化し行く過程。
落語家さんが襲名していく過程。
トレイサビリティー。

そんなこんなの複素数。

表現の英知を感じました。数学者の発想を目の当たりにしました。
世界に入れるスリット・エッジの方法論。なんか応用できんかと。
夢に複素数が出てきて、その状況を複素数で表したかった。これが嘘でないから脳の面白さ。脳を複素数的に。

もうええで複素数。
そんな複素数。
愛すべき複素数。

もっさおもろかった!乾杯!