木曜日, 8月 04, 2016

22th book on 2016(252)


複素数とはなにか (ブルーバックス) 新書
示野 信一 (著)
講談社 (2012/10/19)

大学受験、特にセンター試験の数学IIBの選択で お世話になったのが一番のハイライトですかね。

そんな複素数。

でも、2浪目の予備校時代ある先生がある問題を「じゃー、これを複素数を使って解いてみよう!」といってベクトルだったか平面幾何の問題をサクサク処理して行ったのが以上に面白くて、複素数ってなんやねん!って思ったのを今でも鮮明に覚えています。

だから複素数。

中学校の先生と恩師の誰かが(だれだか全く覚えてないけど言葉は覚えている。。。)
物事を論理的に解決していくプロセスを学ぶために数学を勉強するんや!
と仰って、おーーー!って唸りました。

帰ってきたウルトラマン。。。
ちゃうちゃう、帰ってきた複素数!

この本は複素数がなんぞやを教えてくれますが、それ以上に数学の持つ世界とのつながりを見せてくれます。
GPSなんてスマホの世界においてそこにあるものだけど、正直どういうこっちゃ!?やと思います。もしそうでなくみんなが正確に理解していたら僕は心から自分を恥じ坊主にしてもいいです。
空間を表現する方法論。角度とか距離とか。そのA=B=C=D=E...=Z
そうか、その発想で理解したらA=Zってなるよね。そうなると扱いやすくなる。
GPSという圧縮ファイルを解体してそもそもの意味を知った時、そんなに変形するの?という衝撃。

ポケモンのモンスターが変化し行く過程。
落語家さんが襲名していく過程。
トレイサビリティー。

そんなこんなの複素数。

表現の英知を感じました。数学者の発想を目の当たりにしました。
世界に入れるスリット・エッジの方法論。なんか応用できんかと。
夢に複素数が出てきて、その状況を複素数で表したかった。これが嘘でないから脳の面白さ。脳を複素数的に。

もうええで複素数。
そんな複素数。
愛すべき複素数。

もっさおもろかった!乾杯!

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