木曜日, 9月 30, 2010

ネタとはいえど

先日ナイアガラの滝からトロントへふらり旅をしてきました。もう一週間以上も前。
時の経つのは早し。また記録として記そうと思っていますが、ふと感じたことを先に。

お笑いが好きでよくその関連の動画を見ます。
僕が影響を多大に受けたのは小学校の時に見ていた鶴瓶・上岡パペポテレビ。
今見ても笑えるし、当時より笑える気がする。あの当時しゃべってる意味なんて到底知識不足で分かってないけど、笑えた。言葉遊びの妙とでも言うのかな。

そんな動画の中で上岡師匠が鶴瓶師匠の話に「嘘ばっかり」という下り。
確かに「そんなアホな」と言う出来事。そう言いたくなるし見ていてネタやと思う(その心の代弁がツッコミ)。

ところがふと、嘘でもこんな面白い話はできない。
面白さには若干のリアリティーが居ると思う。それは共感たっだり共通認識的な部分。
漫才のネタといえども、そのベースには日常で「これはネタとして使える」という感覚があると思う。

そう、事実の誇張がネタの根底にあるとしたら(それが善い悪いではなく)面白い話は想像から作れるのかという話。

さぁ、気付かない日常の出来事の世界へ!!

土曜日, 9月 25, 2010

書評 その30

思想地図〈vol.3〉特集・アーキテクチャ (NHKブックス別巻) [単行本]
著:東 浩紀 (編集), 北田 暁大 (編集)
出版社(発売日):日本放送出版協会 (2009/05)

えー、僕の読書史で上位を競う難しい本でした。
難しいというのは意味が分からないのではなく、難解。理解するのに苦労を要すると言う意味です。
でも、とても僕には面白く刺激的でよかったです。

今ふと本の「はじめに」に関する部分を読み直したけど、読む前に見えなかったものがはっきりと理解できている自分が居たのが痛快に楽しかった。

アーキテクチャ。最近の電子書籍の関係でよく耳にするようになったプラットフォームと言うのでしょうか。基盤というか枠組み。それは何も感じることなく当たり前に存在してしまっているものかもしれません。
それを「そもそも、それってどうなの?」って問いかけるとでも言うのでしょうか。
自分のやっている研究の分野でもふと思考めぐらすことが出来たり。

正直いって難しいですが、時に難しい本もどうですか?
でもはっきり言えるのは、全く理解不能な本ではないと思いますよ。

脳の可塑性。難しいものを分からないものを「うーー」とか「いーー」ってなりながら考える。思考する。脳は適応してくるのでは。そして不意にパルスが走り面白さが見えてくる。新たに感じた自己理論を与えてくれた気がします。

調子に乗ってvol4.5も買ったけど…。まぁ、ぼちぼち行きますか。

書評 その29

モードとエロスと資本 (集英社新書)
著:中野 香織
出版社(発売日):集英社 (2010/5/14)

ここ10年間のファッションの動向が読み取れます。色々流行ったなぁと感じる所がありました。
この本ではその「流行」がおきた背景に社会や経済そして人の行動・思考などが絡み合った結果であることが分かりやすく書いてあります。

人はなぜ服を着るのか?それを考えて自分の服を見てみると意外な自己分析が出来るのでは?など思いました。

その本能的な服を着る行動と社会の流れを見て服を送り出すファッション業界。
それを宣伝するメディア。そして消費し色々な価値観や流れを生み出すヒト。

エコが与えた影響。金融危機が与えた影響。草食系男子による影響。有名女優や男優の持つ影響力やイメージ。
どれが結果でもあり原因でもある。

このグルグルサイクルに中に生きているのだな。そして自分はどのようなスタンスでこの中で生きているのか?
やっぱり全ては影響しあっているんだなと思いつつ、先を見れる観察眼を養いたいのとぶれない軸を持ちたいと思ったのでした。
そして僕は今日も半パンとTシャツで行動する。

書評 その28

力士の世界 (文春新書 603)
著:33代木村庄之助
出版社(発売日):文藝春秋 (2007/11/16)

何かと話題の相撲関する本を読もうと探して読んだ本。
行司さんの視点からみた相撲界と言うもの、神事である相撲の持つルールや伝統などが書かれてます。
それはとても興味深く勉強になりました。こういった歴史的な背景をしっかり学ぶと言う意味であれば文部科学省の下にある公益法人というのも理論的には分からなくもないかなと。まぁ、現実は見ての通りですが…。

行司さんにも番付があったりと色々と「へー」と言う点が多く、相撲を生で見てみたいと思いました。

ただ、これだけの深い伝統をしっかりと理解して継承していく。それを体現しないといけない力士と言う存在。それはやはり並大抵なことではないなと。
極端なたとえになるけど、資本主義をやめて明日から社会主義になりなさい。と言うぐらいの空間の変化が相撲界に入ると言うことなのかなと。
この現代社会との関わりの中で、相撲が生き残る或いは伝統的な事象として残すという着地点が曖昧な状況が続いたせいであのような問題が多発したのでないかと感じます。

それぐらいこの世界がすごく特異な空間であることを知れたので読んでよかったです。
僕個人は、こういった伝統を感じれる空間は残っていや、残して欲しいと思います。
「相撲とは!?」を理解し考えるうえでいい入門書ではと思いました。

火曜日, 9月 14, 2010

日本国

twitterと同じ文面

W杯の監督の評価を思い出そう。勝てば評価はがらっと変わる。しかし勝たなければ意味がない。もう経済や近隣諸国との問題で負けは許されないはず。勝つために菅さんが勝ったんですよね!?國破山河在。一応想定してシュミレーションはします。

月曜日, 9月 06, 2010

座右の銘

人間万事塞翁が馬

この言葉が本に出てきてまさに今がそうだと思った。

目の前の出来事。それに対する一喜一憂。
でもそこから派生する出来事の数々。

物事をポジティブに考えると言うのことは、この格言とは少し違う。
常に考え思い悩みそして納得することの繰り返しが大事で、そこには喜や憂ではない本質がある。
その本質は今の自分を写し、そこから導かれる答えは「これでいいのだ」。

投稿した論文が却下され結構へこんだ中で、まぁやってみるか自分の経験になるしで始めたものが役に立ち、他のグループが出した論文が助けになる。
逆によかった。逆にもっと面白い。
それは自分の性格もあるかもしれないけど、この状況を楽しみそして上手くつなげたい。思うようにまとまれば、それは悔いのない納得したモノを世に残せるのだから。

極めて自分はついていると思う。そう思える自分に乾杯。

人間万事塞翁が馬

しばらく座右の銘ですね。

あなたが選ぶ

スポーツなどではよく見るような「あなたが選ぶベスト#$%*」「読者が選ぶベスト#$%*」

5日放送のたかじんの委員会を見ていて、至極まっとうな意見を聞きながら、ふと。
「じゃー、なぜ協力しないの??」
理想を現実にするということになるのかな。

それぞれにイデオロギーや人間関係などがあるかもしれない、でもそれだけに日本のことを考えているのなら、この危機的状況で協力して何とかしてよと思う。

これは自分がいかに妥協点を探れるかになるのな。
オレオレでは進まない時もあるのかな。

自分の行動にしっかり反映させたいですね。

木曜日, 9月 02, 2010

できごと

自分では自信があり適切な判断と思っていても、人とのやり取りの中では思い通りに進まないことも。
ここでどういう手立てを考えるのか。
内輪で見せる態度取り組みとしての行動と、結果として発表する外部へのアプローチ。
本質と結果の落としどころ。
しばらく自分との、そしてモチベーションとの戦いが続きます。


面白いと意味があるの谷間。
現象をどう判断して、位置づけるか。
どこからモノのを見るのか。上から見たら円、横から見たら長方形。それは円柱。果たして円、長方形、円柱どれが正解なのか。
先入観や前提を持ってはいけない。それが面白さを見出すを信じている。
でも、持っている人への説明は体力が必要。
両者の間にあるスリット(隙間)を何とか埋めたい。
僕は絶対に折れない。結果によってそれが違うと示されるまで。


日本でいう「すみません(僕は「すんません」といってしまう)」「申し訳ない」と言ったニュアンスはこちらで言う「thank you」ではと思った。
「…しといたで!」「あー、すんません」
この「スンマセン」の後には「ありがとうございます」が続くと思う。
でも「スンマセン」にその意味は内包される。だから言わなくても通じる部分がある。
同じ状況で「スンマセン」だから「sorry」では少し違う気がする。
言葉に対する、字面から反映される辞書的な意味と言葉の持つ本質的な意味。
それは感覚やらでしか表現できないけど、そこに本質がある気がした。


言いたいこと伝えられない。
それは英語力の欠如としかいいようがないのだが、どうにも思い当たる表現が浮かばない。
単語いう知識量で解決できない気がするが、それの不足は否めない。
が、そういった前提にある程度無視して話そう。
伝えられないうえに、聞き取る英語から理解する意味を考える時に生じる「ん!?」
僕は相手の言っている部分に関して答えているつもりが伝わっていない。
相手の言っている意味がいまいち分からない。
理解のフィルター。英語のフィルター。語彙のフィルター。知識のフィルター。(頭の良さ悪さ…、おっと)
果たして僕はちゃんと人と意思の疎通が出来ているのか甚だ疑問に思った。
だからこそ下手糞でもしゃべっていこう。自分に信念がある限り。



この生を全うすることは、時に苦を時に楽をもたらす。
それを感じることが生きることの証であり義務でもあるのかもしれない。

おもしろき こともなきよを おもしろく
高杉晋作