土曜日, 9月 25, 2010

書評 その29

モードとエロスと資本 (集英社新書)
著:中野 香織
出版社(発売日):集英社 (2010/5/14)

ここ10年間のファッションの動向が読み取れます。色々流行ったなぁと感じる所がありました。
この本ではその「流行」がおきた背景に社会や経済そして人の行動・思考などが絡み合った結果であることが分かりやすく書いてあります。

人はなぜ服を着るのか?それを考えて自分の服を見てみると意外な自己分析が出来るのでは?など思いました。

その本能的な服を着る行動と社会の流れを見て服を送り出すファッション業界。
それを宣伝するメディア。そして消費し色々な価値観や流れを生み出すヒト。

エコが与えた影響。金融危機が与えた影響。草食系男子による影響。有名女優や男優の持つ影響力やイメージ。
どれが結果でもあり原因でもある。

このグルグルサイクルに中に生きているのだな。そして自分はどのようなスタンスでこの中で生きているのか?
やっぱり全ては影響しあっているんだなと思いつつ、先を見れる観察眼を養いたいのとぶれない軸を持ちたいと思ったのでした。
そして僕は今日も半パンとTシャツで行動する。

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