木曜日, 12月 31, 2020

2020年 8, 9冊目 (351, 352)

孤独の意味も、女であることの味わいも Kindle版
三浦瑠麗  (著) 
新潮社 (2019/5/17)

ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる (中公新書ラクレ) Kindle版
東浩紀  (著) 
中央公論新社 (2020/12/10)

本当の事は知ろうとしないと分からない。かと言ってその事実や真実は当事者が話さない限り接するのは難しい。
前者は僕たちが日々目にする情報とどう向き合うかでもあるし、後者はそれら情報をどのように解釈するか正しいのか正しくないのかを考えるに繋がるのだろう。

僕はおそらく三浦瑠璃さんがメディアに出てき始めた早い段階からその存在を認識していたと思います。正確な月日までは覚えていないが、おそらく最初に彼女のニュース解説を聞いたのは今は終了してしまったニッポン放送の夕方の報道番組「ザ・ボイスそこまで言うか」で宮崎哲弥さんの回にゲスト出演された時だったと記憶している。なぜ、意識したか・それは年齢だ同じだからである。同じ時代の空気を吸ってきているにも関わらず、僕とは全く違う空気を纏う彼女。僕が変わっているのか、彼女が変わっているのか。それとも両方が変わっているのか。変わっていて当たり前なのだが、三浦さんをテレビで見るに当たりいつも何か「?」を感じる自分がいたのでした。ワイドナショーでこの本を宣伝された時に「かなり踏み込んで自分の過去を書きました」と言っていてのが気になって、このタイミングで読むことになりました。

僕が持っている書籍の中でひょっとすると東さんが関わっている本はかなり多い方だと思うのです。NHK出版から出ていた思想地図という本の中で最初に出会ったはずです。確かおそらく2007-2009年あたりだと思います。ゲンロンという会社を立ち上げて、そこから発刊される書籍も読んでいました。その折twitterにおいて、ゲンロン内で色んなバタバタがあった事を知りました。そして自分自身チームを纏めたり組織を運営するとはなどに興味があったのもあって「何があったの知りたくなって」このタイミングで読むことになりました。

僕が持っていた三浦瑠璃さんへの「?」の大部分は解決しました、そして組織を運営する際の注意点も理解できました。人にも組織にも歴史ありというのは当たり前なのですが、それをこのように出版すると言うのは過去の傷に向き合わないといけないので楽しい作業ではないはず。
2週間ほど前に自分の略歴を纏める機会があった時に大きな傷もなく何とか今まで生きてこれている事を感じ、過去様々なターニングポイントを振り返りながら自分は「まだまだ」だなと思ったのでした。
決して読んでいて楽しい本ではないです。が、前線で生きると言う事(活躍は他者評価になると思うので生きると言う言葉を使いたい)がどういう事なのかを感じることで、自分の人生において何を知ろうとすべきなのか・どのようにそれらに触れるのかに意識が向くのではとこれらの本でを読んで思いました。今後もフォローしていきたいです。

僕は誰かにフォローされている時が来るのか?にしてもこの前テキーラ飲んでベロベロニなって千鳥足でいるようじゃ通報されるほうが先かも。。。しっかりしよう。。