水曜日, 3月 31, 2010

書評 番外編

今回は本の紹介の本です。

新書大賞2009
新書大賞2010
著:共に中央公論編集部
出版社(発売日):中央公論新社 (2009/03)/(2010/02)

宣伝文句は、
「新書に造詣の深い書店員」と「新書編集部」の60名が1500冊以上から厳選、いま最も読むべき46冊が決定。最強の新書はこれだ。

早い話が新書のランキング本。
その道の方々のお勧めの新書の紹介もあります。

あっ、これとこれ読んだ!!
あー、買ったけどまだ読んでない。
へー、おもろそうやな~。

このブログを読んで読書するかと思って下さった方(いるのか!?)で、でも何を読めば…と言う人にはよいのでは?

読みたい新書が増えて困ってます。
時間とお金を下さい…。

月曜日, 3月 29, 2010

コント55年体制

いつもお世話になっている先輩が自民党のネットCMを教えてくれました。youtubeで見れます。

その1:ブレる男たち
その2:ラーメン篇
その3:プロポーズ篇

CMの後のうたい文句
1の後、ぶれない政策自民党
2の後、ゆるぎない政策自民党
3の後、根拠がある自民党

ですって。
このCMが発表されたのは動画のアップされた時期などから考えて選挙前。

CMのようになった民主党
CMの後の謳い文句のような政策を示せてない自民党
なんじゃこのネガティブキャンペーン!?

両党でコントしてるんですか!?

「究極の悲劇は喜劇である。」

といった言葉を耳にしたことがあります。
国民は見てるだけなら幸せなんですがね…

書評 その11

水関連3連発と言っていましたが、少し箸休めと言った感じで。

豚インフルエンザの真実―人間とパンデミックの果てなき戦い(新書)
著:外岡 立人
出版社(発売日):幻冬舎 (2009/06)

筆者はインフルエンザ問題のスペシャリストで、たかじんの委員会にもよく出ておられました。
あのパニック的騒動からもう一年という月日が経ち、みんな忘れていませんか?
あの騒ぎを振り返りながら読むと面白いと思います。

インフルエンザを含めた感染症(エイズもこれ)の歴史が整理されています。
その中で面白かったのが、先日大阪歴史博物館で行われていたチベット展に行った時に学んだこととのリンク。
実は仏像の手の形には5種類ほど型があって、そのそれぞれに意味があるそうです。
奈良の大仏のあの形は「利益」を意味する型だそうです。
その際、あの当時国民に利益をと言う思いで、あの型になったのかなと思っていました。
そして、僕は知らなかったのですがこの本によると、大仏建立の前に天然痘が大流行しあまたの人が亡くなったそうです。この疫病が大仏建設のきっかけになったそうです。
そう、だからきっとあの形の手になったんだなって!!

次に、情報の公開について。WHOや世界の関連機関の発表する情報と日本で流れる情報についての分析。
ワクチンに対する考え。中国では鳥にワクチンを打ってあるから大丈夫って言ったんですって。ワクチンは物質だけどウイルスは変化・変異をするものですし…。

などなど読みやすくとても面白い本でした。

水関連の箸休めなので、水とのリンクも。
インフルエンザ行政も現在はどうか分からないですが、縦割りみたいです。
人への対策:厚生労働省/家禽(主として鶏やアヒル):農水省/野鳥:環境省
感染経路は繋がっているので…。水行政と同じですね。
あと、食糧備蓄の話題が当時も出たと思います。1週間分の食料や飲料水。
飲料水…。
水道から安全な水が出ると言うのは、この備蓄に関してはまだ安心ではないですか?
水はやっぱりインフラです。

あの出来事をしっかり検証して政府は今後に生かして欲しいですね。
僕らもやけど…。

木曜日, 3月 25, 2010

書評 その10

水の話2つ目

世界が水を奪い合う日・日本が水を奪われる日 (単行本)
著:橋本 淳司
出版社(発売日):PHP研究所 (2009/6/30)

内容は結構前回のものと被ります。
ただ筆者がどこを深く掘り下げるかという部分で、ページの割き方が変わってくるので面白かったです。

今回新たに学んだことは、

ミネラルウォーターのにまつわる基準などの話。
チベットと中国。
途上国でどのように水を確保するのか、施設や技術の問題。
あと、水道代ってどんな内訳などなど。

買って飲んでる水、本当に世界基準のミネラルウォーター??といった知識を得れたので、飲んでる人に突っ込んでいこう(面倒なキャラやな~)

中国はレアメタルの資源がチベットやウイグルのあたりに豊富だから、あの地域を確保したいと以前に聞いたことがあるんですが実は…。
エベレストという高い山があるということは、雪などの水の塊があるってことで…。

ODAなどでお金あげて施設を建設しても管理できないと、それも地元の人たちが自分たちで。どこの水源からどのような手段でどんな施設を使って。僕たち意識してないなぁー。

ヨーロッパで水にお金払ったけど、ビールのほうが安かった時あったしなー笑

公共性の高い究極の資源だからこそ、民なのか官なのか近視眼的な二元論に陥ってはいけないという筆者の言葉がとても響きました。
友人ので電力会社で働いている友人が言った、「インフラだけに設けてもアカンねん」的なコメントが思い出されました。

水から世界が見れます。

水曜日, 3月 24, 2010

パラリンピック

もっともっと大きく取り上げるべきではないのかな。

パラリンピックと選手の方々の大活躍。

スレッジホッケーで銀メダルってスゴイとおもうし。
実はフィギュアに行けなかったら、パラリンピックでホッケーみたいと思っていたのでした。
高校時代な「みはや国体」のたぶん前にあった「ふれあいぴっく」の車椅子バスケのオフィシャルを高校のバスケ部で担当したことがありました。
みなさん筋肉隆々で、むっちゃ激しいし、正直感動より驚嘆した記憶があります。

もちろん健常者のオリンピックありきの障害者の方々のオリンピックかもしれません。
でも同じ国民やし、もっと大変な苦労や覚悟の中での挑戦されていると思います。
あれだけ冬のスポーツはお金が掛かると言われる中、きっと彼らの競技に使う道具は特注だったりするんだろうと思う。
色々な物語が各選手にあって、それはうわべのお涙頂戴ではなく「病気・事故・環境や地域など」考える材料になるはず。

NHKは競技の放送を遅い枠とかでやっていたけど、民放はどれぐらい扱っていたのかな。
放送すれば良いってわけではもちろんない。
でも、ギャップが酷くないかな!?

御幣があるかもしれないけど、サッカー・野球とバレー・バスケの放送の違い「メジャーや認知度」とかの差ではない。「認識や意味」の違いのような気がする。

書いてる本人も結果しかみていないし、さっきの物語を探したり出来ていた訳では全然ないけど、社会の流れというか差に不思議さを感じました。

選手団のみなさんお疲れ様でした。
トリノの成績を上回る11個のメダル。
僕たちは負けないぐらいがんばらないと。

土曜日, 3月 20, 2010

書評 その9

以前から興味をもっている水問題に関する本3連発。
第一弾

水ビジネス 110兆円水市場の攻防
著:吉村 和就
出版社(発売日): 角川書店 (2009/11/10)

とても読みやすく、内容は以前に読んだこともある本の内容と被る部分がありますが、そうそう、そうやったわ~。と再確認でき現在どうなっているのかを理解できてよかったです。

日本は水輸入国
紛争の背後に水問題
水ビジネス
地球温暖化との関係

温暖化については考える所がありますが、少し考えが変わった部分があり後日に書きたいと思います。
もう書き出すとあれもこれもってぐらい身のある本でした。
水も化石燃料同様に枯渇する。

不便なく使えるから当たり前すぎて意識していなかった事実。
これは物事を考えるうえで今後は気にしていきたいアプローチですね。前提の考察。


ここでおもしろい景気対策を考えました。なんちゃら手当よりかなり効果的な気が…

日本の上下水道を含めた水道施設はかなり整備されていますが、水道が急激に普及し始めた昭和30-40年代の施設が多いらしく、劣化や耐震の問題があり更新の時期にきているそうです。
安全な水が飲める日本の水道をしっかり整備する。将来に対する投資として全面整備しますと政府が予算をぶち込みます。
水道管は地下なので、穴掘れここ掘れ。公共事業の発掘です。
仕事は生まれ、水の安全は確保でき、世界に日本の水の対する取り組みと技術のアピール。
これよくないですか??

政治家の人読んでくれないかな。。。

金曜日, 3月 19, 2010

気になるニュース8

このニュースを読んで。

首都高と阪神高速、距離別料金への移行検討 国交相

遠方に住む方が空港に行く際便利なのが「リムジンバス・空港バス」だと思います。
関空の利便性・伊丹の立地と交通機関を考えるとバスはかなり大事な交通機関です。

これはこの制度で間違いなく値上げになると思います。
平等な案はなかなか存在しないけど、関空ハブ化などを考えるとどうかなって…。

月曜日, 3月 15, 2010

書評 その8

今回は隣国に関する本です。

暴走国家・北朝鮮の狙い
著:李 英和
出版社(発売日): PHP研究所 (2009/10/3)

李先生はたかじんの委員会にもよく出られる北朝鮮問題の専門家です。
内容は独自の情報収集からの分析が書かれており、おもに北朝鮮内の権力闘争の内情分析です。この分析が核問題・拉致問題などにリンクしてきます。

あまりの眠さで文章がなんかしっくりきませんが、空港への出発時間が迫っているので妥協します。くそー。

細かい内容よりも感じたこと。
この本に記されていることは「北朝鮮」と言う国家の話ではなく、相対化してみると日本にも当てはまる部分があるのでは!?
例えば、
派閥の権力の移行が頻繁に起こる = 総理大臣がころころかわる。
これにより国家の政策は変わりますし、そういった見方をすると違った面白さがあると思います。

なぜ拉致が起きたのか?核実験とアメリカの関係。
ここでもアメリカがかんでくる。書評7の関連があるし、この国の4年間の政策って、
「4年間継続できるけど、4年後完全に変わる」
これは逆に考えないといけないと感じてます。
政策の継続って難しいですね。

あと、最近話題の核密約。これがこの時期に出てきた意味が実はあるんじゃないのかなってまた謀略史観を考えてしまいました。
でもそれぐらいの駆け引きが日々国家間で起きているのに…、日本って大丈夫なんかな?

日本って本当に核問題・拉致問題解決できるんか!?
これを読むとそう思わざるを得ません。
拉致問題に関しては特に…。

さぁ、どうしますか?

金曜日, 3月 12, 2010

書評 その7

日本から世界へ飛んでみました。

まんが現代史 アメリカが戦争をやめない理由
著:山井 教雄
出版社(発売日):講談社現代新 (2009/12/16)

第二次世界大戦後の世界の動きがとても分かりやすく書いています。
特に冷戦と言うものイスラム世界との関係が流れの中で理解できました。
各論をもっと細かく勉強すると面白くなりそうです。その入りとして流れをつかむのにはとてもいいと思います。漫画と言うエッセンスのすばらしさです。
2回3回読むといいのかもしれないです。

自分のまいた種をどう処理する?
昨日の友は今日の敵。
これはとても示唆に富んでいたし考えるべき所だと思った。
自分の行動や振る舞い・発言などが後々に与える影響、そしてそこに伴う責任とは。

やっぱりすべては線の中で起こっているんですね~。
当時の良案もやり方次第で、後にネックになったり。
うーん歴史はおもしろい。

ひよこをかわいがっていると…

バンクーバーにあった、てかおった





鳥人だね!!笑

一人ニヤニヤしていたのは言うまでもありません。

木曜日, 3月 11, 2010

表現容量

今週の頭に流行の「twitter」を始めました。

と言っても、ほとんど人の文章を読んでいるだけですが。
でも、人がこれにハマルってのはまんざら分からない気がしないでもない。
使い方次第で色々な可能性や遊び方があると感じ、面白いなぁと思った。

で昨日ちょっと「つぶやいて(書き込んで)みようか」とキーボーに向かった。

で、日本語で書くのか英語で書くのかをまず考えた。
世界の人と繋がるんだから英語!?
でも、日本語の方が友達と繋がるし!?

で、この悩みを書いてみた。日本語と英語で。
そして気が付いた。

日本語の方がたくさん言葉がかける…。


どういう意味かというと、作文などでいう100字は日本語と英語で大きく違う。

こんにちは(日本語)=Hello(英語)

でもカウントされる文字数

こんんちは=5文字
Hello=1文字

作文などでは文字数に対する情報量が圧倒的に英語の方が多い。論文などを読んだりした時、日本語でとても「ウダウダ書いていた文章」が英語だと「すっきりした文字数」で表現されることを感じていた。もちろん自分が文章で書く時もそう思ったことはあった。

英語の方がある意味で簡単な時がある。

ところがtwitterでは140文字以内で表現するのだが、この「文字」と言うところがミソである。
日本語では作文と同じ140文字やけんけど、英語では140 charactersなのだ。
そう「Hello」は1文字ではなくて5文字。

そなってくると、勝手が違ってくる。さっきのcharacterなんてすでに10文字消費する…。


で思った、日本は利用者が結構多い部類に入る国だと。
ここでいう「140文字」という設定と範囲が日本語にはいいのかもしれない。

言語ってなんなのだろう

土曜日, 3月 06, 2010

一番偉い人へ

とんねるずの歌です。

一番偉い人へ、俺たちは今何をするべきか?

政治と金。

僕たちは何をするべきですか?

この不況。

僕たちは何をするべきですか?

日本としての国益。

僕たちは何をするべきですか?

自分の人生。

僕たちは何をするべきですか?

選挙であなたたちを当選させることですか?
国益を考えるために一緒に戦うことですか?
自分の利益や権益の為に生きるのですか?

僕は夏の選挙にも投票できない可能性が大いにあるからこそ。
僕は何をするべきですか?

木曜日, 3月 04, 2010

ふさけるでない!!

ニュースを見ていてたまげました。

春と秋の大型連休を分散化する案が出ているそうですね。
なんやら観光立国なちゃらうんちゃらで高槻のほう選出のなんちゃら清美さんが言ってました。

あのー、なんで祝日があるのですか?
休み分散!?
それは休みたいだけで、祝日を祝うのとは別件ですよね!?

このブログで日本は祝日が多いと散々言ってきました。
もうこれじゃー、働きたくないだけじゃないですか!!

憲法記念日とかめっちゃ意味ある日ですよ。
だから「祝日」ですよ。
分散!?
何個も憲法記念日作るの!?
作れるかボケー!!

なんか、そもそもがおかしくないですか!?
正直に働きたくないって言ったらええやん。
不況やのにね。

また日本に失望しました。

月曜日, 3月 01, 2010

書評 その6

これもその4とその5に関連するのかな!?

プライド・オブ・YEN 日本の誇りを賭けた「鳩山」のクーデター
著:杉山 隆男
出版社(発売日):講談社+α新書 (2009/8/21)

この本の主人公は鳩山総理のお父さん鳩山威一郎さんです。
内容は円という存在について。

きっとこれを読まなかったらこの感覚はなかったはず。

現在の為替レート、1ドル=89円 / 1ユーロ=120円 
じゃー、1ドルは何ユーロ?
算数の問題ではないです。
ここで言いたいのは、外貨に対しての円表記の桁数が多いと言うことです。

アメリカで1ドル持っていたら、缶ジュースぐらい飲めます。
ユーロでもヨーロッパの旅の途中、パンや安い飲み物ぐらいは買えた記憶がある。
でも、日本で1円では何が買えるのか?

そう基本単位としての価値が日本だけ今もおかしいんですよね。

豪ドルだって米ドルやユーロと同じ感覚です。
でも、チェコは割りに日本ぽい通貨の感覚やったかな。

鳩山威一郎さんは独立し先進国として発展してきた以上、この通貨単位のもつ意味を考え「1ドル=1円」といった感じにしようと、時の大蔵大臣・水田三喜男さんと実行に移そうとした。
その内容が書かれています。

少し前に北朝鮮が行いましたが「デノミ」という政策。通貨の価値は変わりませんが単位を変えることとでも言うのでしょうか(単位が変わるだけで買える物は同じ)

これを実際に行おうとしたウラ舞台。
結果は今の為替レートの通りですが、この感覚は言われて意識した感覚なので新鮮でした。早い話が「為替レートはそういうものだと」と思考停止になっていただけですが…。

とても面白かったです。

鳩山シリーズとでも言うべきか、3冊すべてに鳩山家が噛んでいます。
それだけ大きな政治一家なのですね。
さぁ、総理。あなたはどんな風に名前を残すのですか!?
がんばってください。

書評 その5

前回のその4とリンクする本です。

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史
著:有馬 哲夫
出版社(発売日):新潮新書 (2008/02)

正力松太郎。
日本テレビを作った人である。
この方は政治家でもあり、鳩山総理の祖父・鳩山一郎元総理と同じ時代を生きた人である。

内容はこの正力さんの政治的駆け引きと、日本の政治状況。原発と言うものがどのような経緯で導入されたのか。人に金に思惑そして外圧など。色々な出来事の中で個々の政治家がどのようにして過ごしたのか。それをCIAというアメリカの組織の機密文書による客観的観察が入りつつ、それ自体も影響を与えたり。
とても複雑だけど、こんな風に色々なものの化学反応で時代は進んでいくんだなと、また改めて感じました。原発なんて政治利用の賜物とでも言うべきなのだろうか。とても面白かった。

読んだ後に感じたことは、今の政治家でこの本に出てくるような或いはあの当時に活躍したような「胆力」のある大物政治家は今いるのだろうか!?
そんな人たちのぶつかり合いだったからこそ、日本は復活できたんでは!?
など考えてしまいます。

あの時代すげーよ!!