月曜日, 4月 26, 2010

書評 その16

今回は中国関係。次回は違いますが、それ以降はアジア関係いきまーす。

中国報道の「裏」を読め! (COURRiER BOOKS) (単行本)
著:富坂 聰
出版社(発売日):講談社 (2009/12/5)

富坂さんは中国問題に詳しく、終わってしまったムーブ!でもコメンテーターとして出ておられました。

内容は中国国内の新聞の記事を解説しするなかで、中国と言う国がどんな国か見えてきます。
Googleを排除した国ですので情報統制は利いているのですが、だからこそ分析が必要なのでとても興味深く読みました。

経済大国であるのに社会主義国。すぐにバッタモノを作れてしまう技術力とパワーがあるのに知的財産権への意識。格差が大きくなるなかでなんとかインフレを阻止する政府、などなど。

こんな歪な構造がいつまで耐えるのか?あるいは世界が生かすのか?
でもこういった状況は企業やコミュニティー・人間関係でもありそうやし…。
本当にすごい国だと思う。

国内問題を押さえ込むと国際問題に影響し、その逆もあったりで。
どこの国でもそうかもしれないけど、中国の場合は「大きい」分だけ極端に振れすぎる感じを持ちました。この国がまだ維持している「社会主義」がいかに色々な前提条件になってる気がしました。
まるで国際部と国内部という全く違う国が2つ存在するのではないかと。


やっぱり一回は実際に行って、この目で色々感じたいですね。

日本は上手く立ち振る舞えるのだろうか…。不安。

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