月曜日, 11月 18, 2024

2024年 17-9冊目 (400-402)

東京五輪の残像 1964年、日の丸を背負って消えた天才たち (中公文庫) Kindle版
西所正道 (著) 
中央公論新社 (2020/2/25)

国枝慎吾 マイ・ワースト・ゲーム 一度きりの人生を輝かせるヒント Kindle版
国枝 慎吾 (著), 稲垣 康介 (著)
朝日新聞出版 (2024/7/19)

いまだ成らず 羽生善治の譜 (文春e-book) Kindle版
鈴木 忠平 (著)
文藝春秋 (2024/5/27)

ここ数か月のテーマというか勝負の世界とその後につて色々思いを馳せていました。きっかけは1冊目の本。為末大さんがツイッターでアスリートに向けて語り掛けていた文章の中にこの本のことを言及され、それに呼応するように奥山真司さんが退役軍人のメンタルのケアとの類似点について言及し番組内で取り上げて、僕の中ではサイエンスの分野にもあてはまるだろうと思って読みました。

何かを成し遂げるということ。ある頂点まで上り詰めるということ。熱狂と喧騒。人はいったんそれらを経験するとそれらとの向き合い方の決断を迫られるのだなと。

一見すると一方通行の世の中ですが、思いのほか山登り的な往路・復路の道がたくさんあるんだなと。その道の往復の選択の中で人は新たな往路を見つけ新たな道を見つけるか・森に迷い込むか。選んだ復路で転げ落ちる鵜場合もあれば、しっかり下山できる人もいる。ある人はその復路の途中に茶屋をだし往路の人たちを助ける場を得る。などなど。

人生は紙一重であり人間関係・環境要因など運に多く左右されることが多いにしてある。
果てさて生きるとは何なのか。。。何かをやり切った人への接し方には注意をしたいなと思ったのでした。

そんな中で未踏の往路を進み続ける2人・国枝さんと羽生さんの本を読んでみたくなったという流れです。

いつもオリンピックが終わるとその後のパラリンピックのことをつぶやくようにしてたのですがこのような書籍を読んでるタイミングでもあったので、今回はなぜかしませんでした。自分自身がもっとパラリンピックなど障がい者スポーツに対してクリアになってからでも良いと思ったから。女子サッカーに対しても同じような思いがあったりしますが。

テニスのこと将棋のことをより深く興味を持てたのがまず一番よかった。
前を進み続ける事の大変さ、ライバルたち、立ち居振る舞いなど身が引き締まる思いになります。安直な表現しかできないけど、お二人は強い。特に言ううなら、さらなる往路か復路かの選択の際がお二人にも存在し、そこで今につながる最善の選択をされてきて今の場所におられる。

絶対ではない、簡単ではない、間違いもするし負けもする。だけど。。。

この「だけど。。。」がなかなか出来ないことなんだと思います。「だから。。。」ではない「だけど。。。」との差。なんか僕にはそのように感じました。

当然の結論として、僕はほんまにショボいなと。「だけど」ショボいなりに出来ることもあるのでそれを胸に僕も前に進もうと。ただ、いろいろ関連の動画とか探してみてしまう僕の癖のせいで時間が。。。あーーーー、だめだこりゃ。。。

2024年 16冊目 (399)

諜・無法地帯 暗躍するスパイたち Kindle版
勝丸円覚 (著), 山田 敏弘 (その他) 
実業之日本社 (2023/11/22)

今年のある時期トム・クルーズ主演のミッションインポッシブル全6作品を一気観した時がありました。日本滞在時にヨドバシカメラ内のテレビで流れているバイクで颯爽とローマの街を走り抜けるトム・クルーズ。「おーーー、この走ってる道!前に歩いた!」で興味が沸き観始めました。
そしてその流れでクライシスというドラマにはまったりと。昔からのこの手のスパイもの刑事・公安ものは好きでした。

その流れで手に取った本。「スパイ」という言葉のイメージが人々の中に膨らみすぎているだけで、真っ当な情報屋と思えば実は身近に普通に存在すると思って良いなと。やはりどの世界も関係の構築とギブアンドテイク。

スパイにも情報屋にもなろうとは思わないけど、情報が流れていく交差点に立っていられる人間でありたいと思うのでした。今日もコソコソ・ウロウロ。。。