月曜日, 5月 14, 2012

本の感想9,10(その75,76)

中日ドラゴンズ論 (ベスト新書) [新書]、今中 慎二、ベストセラーズ (2010/10/26)
招かれざる大臣 政と官の新ルール (朝日新書)、 [新書]長妻 昭、朝日新聞出版 (2011/2/10)



トップに立つ(監督・大臣)ということとは?というのを考えることが出来ました。


今中選手は中日のエースとしてプレーされていて中からのドラゴンズ(組織と監督)を経験した上で、引退後に解説者として接する落合監督のドラゴンズを外から視点で踏まえ、中日ドラゴンズとはどんなチームかが描いてあります。
やはり気になったのは2人の監督。星野監督と落合監督。それとその上司の下でプレーする選手たち。


長妻さんと言えば当時政権交代を実現したい民主党を代表する方で消えた年金問題で与党を追及する急先鋒として、そして政権交代後はその年金問題の手腕を買われ厚生労働大臣になられた方です。
本人が大臣として中からみた官僚組織とは、自分がいったい何をしたのかを振り返っておられます。


野球経験者の大先輩が指揮する。現役の百戦錬磨の野球選手が指揮される。
国民からの支持を得て選挙を経て官僚を指揮する大臣。難しい国家公務員試験をパスし物凄い知的水準で政策を考える官僚が指揮される。


この”する側”と”される側”の関係性を考える上でこの2冊の本はとても参考になりました。
どうやって下のものを動かすか。


中日含め野球組織においては経験者先輩でが上に立ちます。落合監督のような大選手が指揮することもあればそうでない場合も。上が現場に強くいえるのか?
政治家と官僚の関係の場合は特にこれが難しいかったり。なぜなら官僚の方たちの経歴など。
まぁ、そこに利権とか云々で批判するのは月並みなのでここではそれは論じません。
それよりも、何をしたいか?


中日を優勝させたい。試合に勝ちたい。日本国をよくしたい。国民のためにがんばりたい。


こういった「そもそも」のマッチングを起こすためにはどうしたら良いのか?そいった意味でこの一見違う現場は実はリンクしているように思います。
あと、そこに報道というマスコミが関与しているのが(オレ流とかのイメージを作るや政策特にいい政策を報道しない。本当にへー!こんな政策を実行してはったんやと言うのが結構ありました)。


いまやネットで色々発信できる世の中ですが、ナンダカンダデまだまだ新聞テレビは強い。そしてネットの海から情報を正確に得るのは大変です。


上に立つ日が来るか来ないか分かりませんが、その際に参考にしたいですね。

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