月曜日, 5月 27, 2024

2024年 7-8 冊目 (390-91)

太陽の男 石原慎太郎伝 Kindle版
猪瀬直樹 (著)
中央公論新社 (2023/1/25)

建築家 安藤忠雄 単行本
安藤 忠雄 (著)
新潮社 (2008/10/25)

人に歴史あり。つくづく感じます。

石原慎太郎さんの存在を記憶として意識できるのは都知事選に勝って東京都知事になられた頃からです。その前に国会議員をされていてあの石原軍団の石原と同じ血を持つ石原で作家である。当時の僕にはこれではお腹いっぱいです。ふと一体どんな人生を歩まれたのだろうかと気になって(立川談志師匠とのつながりもあって)この本を手に取りました。三島由紀夫さんの存在と共に語られる石原慎太郎像はとても興味深く、僕にとってはほぼ未開拓の三島由紀夫を知ることができて有意義なものとなりました。

時代だなといえばそれまでなのですが、生まれる10年・20年前時代の空気が当時の石原さんに影響を与えているわけで。とは言いつつ、今の2024から10年・20年でも今思うと相当な変化が起きているわけで。だとしてもやっぱり戦争と復興というのはとてつもない出来事だったんだなと。当時を生きた人・今を生きている自分の大きなギャップを僕は感じざるを得ません。月並みですがなんだかんだ言ってこの方はすごい方だったなと。

かたや安藤さんは興味があるのもあって結構生い立ちや考え方などは動画ベースで知っていました。実際にテキサスのフォートワースにある安藤建築の美術館に足を運びました(とても懐かしい!)。その点でこの本を読めて良かったことは「安藤建築が思っている以上に身近に存在し日常の中で気づかずに利用していたりする驚き」でした。住吉の長屋・六甲の集合住宅・淡路夢舞台などは知ってましたが、飲み会等で普通に歩いてた京都の三条にあるあのスペース・渋谷駅のあの構造・中之島のあの施設や構造・言われると納得するけど天保山のあのホールなどなど。知らなかった。。。

この本の書かれた時期を考慮すると、たぶんもっと知らない身近な安藤建築が関西をはじめとしていたるところにあるはず。スマホなんて覗いてる場合でなくもっと外に目を向け色々感じないともったいない。次回日本に帰ったときの教訓とします!

あー、しらないことだらけじゃのぉー。僕の人生。。。誰が興味あるねん!笑

火曜日, 5月 07, 2024

2024年 5-6 冊目 (388-9)

師匠 (集英社文芸単行本) Kindle版
立川志らく (著)
集英社 (2023/11/2)

赤めだか Kindle版
立川 談春 (著) 
扶桑社 (2015/11/18)

ドラマ: タイガー&ドラゴン / ドラゴン桜2(amazon prime video)

志らく師匠の著書からずっと気になっていた談春師匠の赤めだかへ。「師匠」の中で言及されていたタイガー&ドラゴンをみて、そのタイミングで見つけたドラゴン桜2をみる。
まー、なんとも贅沢な時間でありました。ドラマはほぼ一日で全話を鑑賞したので4日間の合宿とでも言うべきか。

突飛な結論を言います。立川談志は東京大学だ!!

弟子が師匠に気を遣いながら芸を習得する。師匠の言うことは絶対。でも師匠の性格や癖をつかめば意外に快適に過ごせる!?志らくさんと談春さんの本を読んで思ったのがこの師弟環境の妙でした。僕にも師と言えるボスが2人いますが、その付き合い方を踏まえつつ僕は現代における師弟関係に思いを馳せます。

なぜなら成立しない点が多すぎる。師匠の力不足、弟子の不行届などなど。加えてハラスメント。当時の尺度で測れない。でもあえて言う。それは必要経緯費やって。

東大の傾向を掴み対策をねってゴールを目指す。この受験生が談志師匠の弟子になったら師匠はニコニコだろうなって。やっぱり一方通行が多発!だからこそ双方向が生まれる場所。
それを観たのがタイガー&ドラゴン。なんとも愉快な。僕がアメリカに行った2005年のドラマ。僕がこれをリアルタイムで見てたらどうなってたのかな。なーーーんて。

落語のおかげでまた世界が広がりました。東京の寄席に行きたいなーと思ってるついこの頃。

よい弟子を取りたいと思うけど、まだ師匠にすらなってない僕。あーーーー、ええ小噺くだいまし!

またこのような濃い時間を求めて。いや、まず結果よろしく!ビール飲も。。。