土曜日, 6月 05, 2010

書評 その19

なんと1ヶ月ぶりになるとは。
先月はtwitterを本格的にやりだしたり、ハーバード白熱教室を結構何回も見て色々考えたりしたからな~。

老いてゆくアジア―繁栄の構図が変わるとき (中公新書)
著:大泉 啓一郎
出版社(発売日):中央公論新社 (2007/09)

リーマンショック前にかかれている辺りがミソかもしれません。

高齢化社会と言われて久しいですが、発展著しいアジア諸国も急速にそれに向かっているという本です。
人口という「マンパワー」がどのように経済発展や人の流動性に関係していくかという話です。
金融や国際情勢など経済にかかわる色々なパラメーターはありますが、このそれを動かす根本の「人」から見た人口から考えると言うのはとても面白かったです。

その推移に諸外国や福祉・貯蓄率・インフラの整備などがどのように関係するか。人口ボーナスという興味深い言葉も出てきます。まるで需要と供給みたいです。
国単位で色々見ていましたが、これは都市やコミュニティー単位にまで落として考える事が出来ると思います。

福祉に関して後半は論じてありましたが、それは政策と言うものをどこを基準にするのか?ミクロからマクロに上げる部分での落とし所といった部分の分析は大事だろうなと。

日本は高齢化対策では「先進国」です。なぜなら他よりも先に進みまくっているから。
どうしたら良いのかは知恵を絞るしかないのです。だれが日本人が!!
すごいモデルとなる対策作った人は世界初になりますね。こんな感じで「景気」よくやりましょう!!

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