水曜日, 8月 17, 2011

書評11(その54)

だー、また溜まっていた。もう溜まるのは前提で続けること意識。
あと、もっと読書することも意識。色々やるこの状態が平衡状態になるようにがんばろう。

ビートルズ都市論―リヴァプール、ハンブルグ、ロンドン、東京 (幻冬舎新書)
著:福屋 利信
出版社(発売日):幻冬舎 (2010/09)

生まれた場所。育った環境。こういった生い立ちに関する話はよく人について語られます。
僕も大阪に生まれたからこんなお笑い好きな(面白いとは言ってないですよ)人間に育ったと。
それをビートルズというグループに当てはめて書かれています。

都市がもつ空気や立地などが、その後の活動に大きく作用した観点からの都市論だと思います。
とても面白かったです。

生まれ育った地がロンドンではなくリバプールであることに意味がある。
なぜならその都市がどんな都市で、どこの都市と交易があって。でもそれは他の都市ではなしえない環境だったといった感じの話です。
そこにビートルズの音楽性、コンビ結成からの変遷。などなど。
すごく行きたい場所が増えました。

改めて自分が過ごしてきた土地について色々な視点で考察して見たくなりました。
大阪といっても僕の育ったエリアは沖縄の方が多く住むところ。鶴橋だった韓国だし、神戸元町なら中華街。そういった大きな視点から、もっとちっちゃいご近所まで。

当たり前だと思っていたことが特殊な状況だったと気付けた時、新たな視点でその地に立った時、おもしろい視界が広がるかもしれませんね。

そんなことを考えさせてくれました。ビートルズ好きにはさらに深く、知らない人(僕は音楽音痴なのでビートルズですら…)は音楽の見方やビートルズについて知ることが出来る面白い本だと思います。

さて、ギターでも始めるか…。

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