日曜日, 11月 27, 2011

書評20(その63)

ことばと思考
著:今井 むつみ
出版社(発売日): 岩波書店 (2010/10/21)

今年読んだ本のなかでかなりのスマッシュヒットです。
おもしろい!!
内容は言語・思考・認識と言った問題を扱って、科学的な実験結果の話お出てきます。でもここにあるエッセンスは多言語だけでなく自言語を使って人と分かり合うというえで、極めて面白い話がいっぱいです。

なんでtakeとかhaveって辞書引いたらむっさ意味あるねん!!
なんでアメリカでは青信号をグリーンやねん!!
といった言語間の隙間を見事に埋め合わせてくれた気がしました。
その言語特有のこだわりとでも言うのでしょうか。
それにこだわってるのにそれ適当かい!?みたいな。
そういった面白い視点をたくさん与えてくれます。

次の角を右に。次の角を東に。
この両者(こういったふうに上下左右で表現する言語と東西南北で表現する言語があるんですって!)が実生活でイメージたらどれだけ面白いと思います??

言語を発する際には脳による認識があるわけで。
何気ない世界に・その国に生まれたから、意識する・認識する・区別するもの。
どうしてそうなったの??

本当に普段は意識しない前提に問いかけを与えてくれる面白い本です。

もうひと言語なんとか学びたいなぁ~

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