土曜日, 12月 24, 2016

30th book on 2016(260)

その数学が戦略を決める (文春文庫) 文庫
イアン エアーズ  (著), Ian Ayres (原著), 山形 浩生 (翻訳)
文藝春秋 (2010/6/10)

ちょうど仕事の関係で統計的な数字を計算する機会が結構あったので、この本を読めたのはその理解にとても寄与しました。

絶対計算、データマイニング、無作為抽出、確率、標準偏差

などなど細かい事例といかに身近に存在していて、さらにそのシステムの中に取り込まれているか。使う側と使われる側。手薬煉を引かれている現実にちょっと驚きます。
逆に言えば、上手く利用しその現状と意味を理解すればこれほどパワフルなツールはないとも言えるでしょう。

専門家vs計算や統計といったのも出来ます。これはビッグデータやAIのところでも議論される部分です。
そして付け加えなければいけないのは計算の正しさと設定された問いの正しさは必ずしも一致しないと言うこと。こういった多種多様な切り口で筆者は現状を教えてくれます。

つまり最初に言ったようにもう探偵ナイトスクープで局長が最初に放つ言葉「複雑に入り組んだ現代社会に鋭いメスを入れ、さまざまな謎や疑問を徹底的に究明する探偵ナイトスクープ。」ではないですが、上に示した方法論が複雑に入り組んだ現代社会の中で生きている現実です。

僕も意識しながらそして時に活用しながら過ごせるようにしようと。それが成功する確率は。。。
さー!みんなで考えよう!

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