月曜日, 1月 10, 2022

2022年 1-2冊目 (360-361)+今年の目標

二軍監督の仕事~育てるためなら負けてもいい~  Kindle版
高津 臣吾  (著)
出版社 ‏ : ‎ 光文社 (2018/11/20)

未来の科学者たちへ Kindle版
大隅 良典 (著), 永田 和宏  (著) 
KADOKAWA (2021/11/26)

現象には必ず理由がある。去年のヤクルトの日本一には高津監督が二軍時代に巻いた育成の種がしっかりと実った結果だったことがよく分かる。本書に出てくる選手たちの名前はまさに日本シリーズで活躍した若手の名前そのもの。きっとこの手法に沿って奥川投手も育成されているのだと思うと日本シリーズ第6戦で奥川選手が登板しなかったのは頷ける。明確なビジョンを持って人を育てる意義を改めて自分に落とし込めました。

恩師と大隅先生の対談と両先生が思う科学を志すとはどういう事なのかが詰まった一冊です。
このようなマインドを持った若い科学者が増えた上で、システム面で今を生きるシニアの先生たちが現状の研究環境(先ほどのプロ野球の育成のような面と研究資金獲得が意味する「親会社=自分」である競争面をいかに両立させることが出来るかというシステム面)をどう改善できるか。実は未来の科学者を育てる今の科学者が熟読しないといけないのかもしれない。


今年の目標は「自分が獲得した資金で人を雇う」なのでこの2冊を年末年始に了読できたことはよいスタートなのだと言い聞かせて。今年も酒と共に生きます!

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