水曜日, 11月 25, 2009

刷新会議と科学技術

まだ博士も取っていない、下っ端研究者ですがいち研究者としてコメントを残しておくべきではと思い書きます。

スパコンやロケットの予算が削減。
正直僕も不安です。

こんな僕でも仮説を立て実験します。そしてたくさん失敗します。
でも、その失敗から多くを学んでいます。


色んな人の研究へのスタンスがあると思いますが、僕の場合は
「これがこうならおもしろい。」「なんでこうなるのだろう」
の探求です。知的好奇心の探究とでも言うのでしょうか。
まぁ、なんと贅沢な仕事なのでしょう。

もちろんそれが病気の治療や原因解明につながれば言うことないです。
僕もそうなればいいと思いますが、僕はそれが研究のモチベーションではありません。
なんて、偉そうなのでしょう。

僕らの見つけた発見を応用できる臨床の人や研究者がいるので。
あら、そうなのですか。

僕らは言うなら中小零細企業です。部品を作っています。
その部品を組み立てる大企業がいます。その人たちが自分の結果を利用してくれたらそれで大満足です。
景気同様、しわ寄せは下にきます。
でも、部品の開発が出来なくなると、全体の生産物へ影響が出る。
ほー、じゃー、面白い部品をいっぱい見つけないとね!!

その中小零細で働いているので、不安っす。

視点を変えて、僕たちが何をしているのか。
これもみんなにプレゼンや宣伝しないといけないとも思う。

だって、みなさんの税金使ってますからね。
研究者もこの意識は持つべきだと思う。でも、ケチるのでは効果的に使ってやろうじゃないですか。そのために教育や訓練を受けてきたんだから。

いろんな意味で考えさせられた刷新会議でした。

ちゃんと伝わったかなぁ。。。


P.S. スパコンとか略すから凄みがなくなる気がするねんけど。

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