日曜日, 10月 31, 2010

書評 その33

中学生からの愛の授業 [単行本(ソフトカバー)]
著:宮台真司
出版社(発売日):コアマガジン (2010/6/15)

僕の尊敬する社会学者・宮台さんの本です。
宮台さんは10代の方へ向けて語っておられますが、大人が読んでも十分すぎます。
もし10代の多感な時にこの本を読んでいたら自分はどう感じるのかとか思ったりしました。

テーマはタイトルにあるように愛です。
愛とは定義しがたいもので、最近僕も本当に悩んでいますが(僕の場合は男性が抱く、女性への愛とsexの関係性ですが…。)そのような問いに分かりやすく答えてくれています。

愛というと抽象度が高いですが、それは恋人・親・友人そして社会と自分との関係性の中に存在する感情とでもいうのかな。
それが今どのように変化して、どうなっているのか。その本質はいったい何なのか。

「そうか、そこには愛が関係していたんだ」と社会の中の自分がどれだけ日々直接・間接的に愛の影響を受けているのかと思います。

愛という基本的な命題に一度向き合うのは意味があると思いました。
今の僕…、とりあえずビール愛。

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