日曜日, 7月 03, 2011

何となく分かるけど…

人との会話で慣用句などを多用する人が居たりします。
敢えて難しい言い回しをする人もします。
それは意図的にするのかカッコいいのからなのかは別にして。

僕はそうありたいと思っています。ここでの意味は日本語のボキャブラリーとして。


先日こちらの院生に実験手法を教える機会を持ちました。
僕自身、下の世代に教えるのは初めて。しかも英語で。
そこで教えている中での彼との会話で感じたことが一点。

言いたいことは理解できるけど、彼の発する単語が単語帳で見たことのある単語でその意味を思い出せない(僕のリスニングが正しければ)。
辞書で調べて、「別のもっと簡単な単語でええやん!」と思った自分。
でも単語と単語のマッチングなんて厳密には出来ないし(英和・和英と言う点で)、きっとその時はそれが適切だったのかもそれない。


ここで
1)おれ日本人やのにそんな単語使うなよ!
2)僕が理解できると信じてその単語を使った。
3)そんなん全く気にしていない。

僕は1)だと何を甘えているのかになるし、判断は難しい。
でも、その単語はこの方6年初めて会話に出てきた気がする。少なくともこの2年は聞いた経験がない。
聞き取れていなかっただけの可能性もあるが…。


自分がそういった難しい言葉でもハンドルしたいと思う反面、それを誰に使うかは大事な要素のなるのではと自分の状況から感じた。

「なんや難しい単語を使うなー」と思った自分。それを発する彼は賢い人間だと僕はと思う(賢いと出来る・頭がよいは別件)。スマートな人。
でもこのマッチングはコミュニケーションとしてはよくない。
日本語的に彼の言動を表現するなら「理屈臭い」とでもいうのかな。

それを踏まえて自分の言葉の使い方を改めて考えるきっかけになりました。
人に教えるって難しいですね。自分の当たり前が他人の当たり前とは限らない。
当然といえば当然なこの事実。何をもって当たり前!?
いい経験をさせていただきました!

cheers!!

2 件のコメント:

morikichi さんのコメント...

やっぱりよくないんやろか?
話の内容は分からんけど、ハイレベルなイメージのやり取りは、洗練されてスマートに聞こえると思う。

質の高いイメージのやり取りも掴み、
かつ、自分の中で砕き一番シンプルな言葉に置き換えて、返す刀にしてみては。
したら、周りで聞いてる人達も理解できるやろし。
「ホーリーシット!マイティーチャー」
そんなん言わへんか。

俺の理想はそんなんです。

やから、もっと本を読みたい。
色んな表現を勉強したい。
最近、梨木香歩さんという人の本がお気に入り。
情景が綺麗に浮かぶ。

Yoshi さんのコメント...

>morikichiさん

返信おそなってもうた。申し訳ない限りです。

翻訳ミスって訳ではないけど、外国語を扱う大変さかもと思ってます。

日本語の中の細かい言葉のキャッチボールと表現に苦労する外国語。

ギャクとしてシンプル返答は多用するねんけど、伝えると言う際のシンプルは経験値が必要な気がしてね。

兎にも角にも、じゃべらなあきまへんわ。

あなたに負けない好奇心で僕も学習に励みます。

今度会った時は、言葉を使わなくてお互い以心伝心大爆笑やな笑