木曜日, 4月 11, 2013

本の感想2013 No12-14 (その112-114)


なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226) [新書]
若宮 健 (著)
祥伝社 (2010/12/1)

僕はパチンコをしませんが、ここに書かれている事実は結構深いです。
タイトルの韓国の話は最初に登場し、以後日本におけるパチンコの現状が描写されます。
韓国がなぜ廃止できたのか?政府の決断という安直に答えは出せますが、その裏返しのなぜ日本は全廃できないかというのが実は本題だったりと僕は考えます。
パチンコと言う一つの事象から何層にも広がる日本の抱える問題が理解できるような気がします。主婦の人ってはまるんですね。。。
僕はパチンコこわーて出来ません!でも人生はフィーバーさせたい!!


宗教とツーリズム―聖なるものの変容と持続― [単行本]
山中 弘 (編集)
世界思想社 (2012/6/22)

タイトルを読むと難しそうですが、結構身近にある旅行のスポットが一部の人にとっては聖なる場所でそこを訪れることってなんだろう?みたいなニュアンスでしょうか。
僕が一番面白かったのは電鉄網と寺社仏閣の関係性です。主に関西が取り上げられてましたが、其処へ延びる交通と言うのはとても大きな要素である。それが発展した背景などが書かれていました。
前からこの手の話は知っていたんですが、ちゃんとした論文と言う形で読めてとても面白かった。
あと、日本から飛んで世界へ。結構「聖地」と言われる場所って「宗教的」なもの以外も人の嗜好や興味・趣味で存在するという事実。
漫画の原作地を訪れるのもそれだし。とても勾配のかかった人の憧れとか帰属意識の底にある問題を突いた面白い本でした。
あと、後半に出てくる負の文化遺産のツーリズムは「福島第一観光化計画」にもリンクする興味深い項でした。
旅というもの意味とか目的とか。娯楽の外側か内側にある人間の好奇心とか興味とか。旅に出たくりました。
聖地・なんばグランド花月!バンザイ!


相方 ビートたけしとの幸福 [単行本(ソフトカバー)]
ビートきよし
東邦出版 (2012/10/20)

きよし師匠がツービートの結成・漫才ブーム・解散・その後という時系列そってに相方であるビートたけしとの出来事や思いを綴ってあります。
僕は漫才ブームの少し後の世代なのでツービートと言えばひょうきん族というイメージでした。ここで描かれる芸という世界は興味深く、今の現代には無いような懐かしい匂いがする世界。僕はちょと憧れと言うか羨ましく思いました。
終始きよし師匠は相方の理解者であり今もそれは続いている。
人生で多くの人と出会い、そして時間を過ごす。一人の相手と深い時間を時間を過ごすと言うのは恋愛以外でなかなか無いものだと思う。
でも、このマッチングはアップルやgoogle、そしてマイクロソフト。ノベール賞を受賞した益川・小林両先生。そして漫才。
お互いを埋めあう・助け合う・補強しあう。これって簡単に出来そうで難しい。話して理解して受け止めて。相手を受け入れるということを無条件でできることってよっぽとでないと無理だと思う。
そこにお互いが得れる何かしらの利益や喜びなどがマイナス面・ストレス面を大きく凌がないと続かないだろう。
人生で出会った人への想いを色々考えさせられました。そんな素敵な、いや完璧な出会いがあるのかなぁとか。
えっ?オチ?ちょっと何言ってるか分からないんですけど。。。

1 件のコメント:

公開秘密結社 さんのコメント...

ご無沙汰しております。いや、数日前に偶然にお会いしましたね。 さて、韓国パチンコ廃絶に関して、読まれた感想としてはご自身納得でしたか?