日曜日, 6月 14, 2015

26-7冊目2015(212-13)

クリスマスには焼き魚にローソクを 単行本
中川 剛  (著)
幻冬舎 (2009/06)

寂しさの力 (新潮新書) 新書 
中森 明夫  (著)
新潮社 (2015/3/14)

一件似ても似つかないような2冊ですが大きな共通点を感じたので一緒に記録します。

剛さんの本は幼少期見てきた両親とくに父親について記したものです。約一世代僕より上とはいえ、育った環境これがパンチの効いているのなんの。僕らの世代では共感できる部分もかなりあるかもしれませんが、今の世代なら小説とか漫画でもイメージしがたいのでは。
ここで出てくる描写をみながら、中川家のネタの原型というか元が分かった気がしました。

中森さんの本は剛さんの本同様に自分の成長過程もありますが、そこから俗に言う成功者の生い立ちに迫っていきます。坂本竜馬・ヒトラー・ディズニーにスティーブ・ジョブスなど。そしてアイドルや哲学者まで。それぞれ中川家のような貧乏とは違うが性質的に似たある種の負の部分を抱えている。そしてそれを中森さんは「さみしさ」と言う言葉で表現した。

こういった環境が生きる糧・原動力となって、激しく駆動した結果が皆さんの知るところになる彼らの業績なのだと。でも、これが僕たちが目にしたしているようなプラスに機能するかしないかは別問題で、マイナスに向けば(ヒトラーはこちらかもしれません)犯罪などに向かってしまう。

今現在読み進めている本の中からその言葉を使わせてもらうと「理不尽」環境と運の化学反応によって生まれたある種の理不尽さによる結果なのでしょう。その理不尽な環境にどう生きたか。深く回想し考えてしまいました。今現在のように生きているということを。

個別に書くと、
剛さんの本:ダウンタウンのやってのけた事のすごさをまた感じました。何組の芸人が影響を受けてきたのか。まさか中川家もその一つだったとは。
中森さんの本:読書体験について最近考えることが増えたんですが、この中でも感じました。そして本棚という存在と可能性に。それを踏まえて電子書籍と紙の本についてあらたな視座をもらいました。あと完璧さを追求と欠点を含んでいるといことの大事さ。質と人気の狭間。おもしろいですね!

僕の生い立ちをまとめるとどうなるのかな?25歳以降は確実に「酒にまみれた人生。以上」で終わりやな。。。

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