土曜日, 10月 15, 2016

26th book on 2016(256)

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる 単行本(ソフトカバー)
山崎 満広 (著)
学芸出版社 (2016/5/21)

この本には読む前に2つの思い入れが交錯しました

・筆者の山崎さんは知り合いで素敵な方。そして今ポートランドのトレンドを背負い伝道師的に世界を飛び回る人の書
・ポートランド人気。これはどうしてもバブルにしか見えないし、サステイナブルを謳う都市と現状がマッチしすぎてない不満と不安

「よく言う人・悪く言う自分」的な構図がどうも気持ち悪くて。でも自分が批判的な立ち位置だからこそ絶対に手にしないといけないと思い読みました。

まず言えること。それは僕は完全に誤解していたということ。
多くの人が「ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる」を「ポートランド 世界で一番住みたい街」で止まっているのでは?だからこの本の広がり方と筆者自身がFacebookにて観光本でないと不満を示した理由だと。
それを咀嚼して読むと、なんと面白い本なのか!人が情報に引っ張られるとはこういうことなのかもしれません。「ポートランド and 住みやすい」でヒットする。でもこの本はその類で検索した人たちと山の登り方・求める山が全く違う。

ちょっと飛ぶかもしれないけど今回のノベール医学生理学賞に例えれるかもしれない。
基礎研究という意義を唱える受賞者。
でもオートファジー関連でその研究に関わってる人は「オートファジーやってる人」でスゴイと言われる。でも関わり方の違いがあるように、オートファジーをかじってる人もその波に。

ポートランドの波と言う中で筆者の仕事をちゃんと観るべきです。そしてそこに日本人がコミットしてることを誇りに思いたい。それは流行りという波とは別次元で。

住みたい街には理由があり、その理由の裏にルール・計画・会議・計画といった「想い描き実行する」事象が存在することを意識させてくれます。
「へー、そうなんだ。。。」ではなくこれを相対化して高杉晋作が残した「おもしろき こともなき世を おもしろく」出来るか?
その例をみつさんは書かれたのかと。会ってお話したいと計画中です。その結果はここに記したいです。

是非ポートランドに遊びに来てください。がっかりするかもしれない。でもこの街は「住みやすい」だから「遊びに来て」それを感じてください。リテラシーを肌身で体感しませんか?
挑戦者求む!!!

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