土曜日, 2月 04, 2017

2017年3冊目(263)

リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門 単行本
井上 達夫  (著)
毎日新聞出版 (2015/6/16)

この本を読み始めて思ったことは一つ。
今アメリカでリベラルと称して無茶苦茶な行動をしてる人たちにぜひ読んでもらいたい。

僕はトランプ支持者でもないし不支持者でもない。民主主義によって作らてたルールによって成立した人への人格攻撃は違うのではないか?次々と大統領令にサインしていることが物議を醸してますが、全てキャンペーン中に掲げていた公約でそれを守っている事実はどう思うのか。過去何人の政治家が選挙中に掲げた公約を反故にしてきたか。そういう視点も持った上で議論してほしいと。

そんな中で読んだこの本。日本放送のザ・ボイスという番組で宮崎哲弥さんと筆者の井上さんが交わした議論に触発され購入を決定。幸い早くに手にすることが出来て読み始めてすぐに出てきた「啓蒙と寛容」という項で完全に引き込まれました。そして「正義」について深い議論がなされます。

哲学者各々にもちろん主義があってその広がりによって一般的な概念などが生まれると思う。良い面悪い面を含みながら。その面を知って考え方に反映させるために主義を知っておく必要がある。哲学を学ぶと言うのは自身への還流なのかもなんて今回始めて感じました。思想とか哲学さらに宗教には興味があって意識して読む機会を設けてきたけど、広く知れば見える世界があるのだろうと思っていました。今回始めて奥行きの部分を意識できてとても有意義でした。本書にも出てくるサンデル先生の本。買って積ん読になっていたのがここで返ってくるのかと驚きながら読む本が繋がって行く快感を今晩から楽しもうと思ってます。

この本のお陰で前よりもましてSNS上で見かけるその手の知り合いとここで感じれたリベラリズムをベースに話いや議論になるのかなしてみたいです。感情論ではなく考え方論として。

この本を読みながら今やってるキン肉マンで繰り広げられている正義超人・悪魔超人・完璧超人の主義の闘争がリンクして「なんやこのスピンオフは!?」とニヤニヤしてたのを付け加えておきます。

リベラリズム深いです!小学生の時に衝撃を受けたお笑い芸人「ジャリズム」。コンビからピンになり世界のナベアツさんは落語家に。。。深い!(と思う。。。)

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