金曜日, 10月 27, 2017

2017年27,28冊目(287-8)

最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常 単行本
二宮 敦人  (著)
新潮社 (2016/9/16)

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々 単行本
メイソン・カリー (著), 金原瑞人  (翻訳), 石田文子 (翻訳)
フィルムアート社 (2014/12/15)

根が不真面目でレイジーな性格の自分がなんとか上手く回っていると思えている今の生活スタイル。
新たに発生するプロジェクトや好奇心に惹かれつつ進行中の案件に関して迫ってくる期日ややりきらないといけないプレッシャーと格闘する日々。
もっと良い環境設定や方法論ががあるのでは?働き方とか生産性とか自分のライフスタイルを再考する頻度が増えるなかで人の生活を知ってみたい。そんな中でこの2冊を手に取りました。

一つは作品を世に残しクリエティブという称号を手にした人たちの本
もう一つはまさに今クリエティブに対して壮絶な戦いを挑んでいる人たちの本

多種多様な生き方がある中で思ったことは、作品を作る過程で形成されたライフスタイルがクリエイティブな生き方であってそれに解を見出そうとすること自体は野暮なことだといううこと。ただ、それっぽい傾向を何種類かのパターンとして抽出することはできた。

天才たちの日課で言うと現代と違って手紙のやり取りやネットのない環境という環境や時代のゆるやかなの流れが彼ら彼女らの創作過程に影響したのは間違いない。東京藝大の話は今の出来事を綴ったものではあるが学内というある種の結界で守られた創作空間が存在することを知れた。

環境に適応するのと当時にどんな環境に身を置くのか。そして世に放たれた自己から滲み出したあるいは絞り出した塊が世に受け入れられた瞬間にその生活も受け入れられるのだろう。

要は答えなど簡単に出るわけないのだ。ただ人にどんなに「おかしい」「考えられない」と言われようとその戦いに勝てるだけの強靭なメンタルと信念があれば、それはいずれ受け入れられる。それがクリエティブな空間をクリエイティブたらしめる住人たちの矜持なんだと思う。

怠けてもいけどそれで出来なかって自分はどうなの?
まだ確立してない自分は格闘の最中。住人から住民票を与えられるまで(与えられたら与えられたでまた新たな契約書の履行に追われるんだろうなと容易に想像はつくけど)走れってことだなと。不安は行動と結果と反省の繰り返しによってしか減らせない、そしてそれは完全になくならない。。。

あーーー、クリエイティブな世界にようこそ。まずはウエルカムドリンクをとにかく下さい!!!!!

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