日曜日, 6月 24, 2018

2018年18冊目(311)

カラスの教科書 (講談社文庫)
松原 始  (著)
講談社 (2016/3/15)

度々ここでも記してきたカラスの話。
あんなに急に増えたカラス。こいつらの生態が少しでも分かれば少しはあの黒い集団の事が分かるかなって。

そして、実際にかなり分かりました。そして、なぜポートランドであんなにカラスが増えたのか?それがおそらくホームレスの増加と相関があるんだろうなと強く思えるようになった。街が汚くなったとも思っていたけど、これもカラスにとって餌の多さを反映することになるし好都合だったのだと。現象には必ず理由がある。ではこのカラスが増えたことによる次の影響を次は考えてみたいなって。

「カラスは賢い」「カラスが人を襲う」「カラスがごみを漁る」といった「あるある」の答えは彼らの生態を知れば納得できるしカラスによる被害もちゃんと知れば防げるなとも。実際に街で鳴き声を聞いて「あっ、ハシブト(からす)!?」って思ったり、やたらと鳥が鳴き聞こえる「カア、カアー」で「あれ縄張りで何かあった?」とか。サッカー日本代表を応援する携帯電話auのCMの冒頭は足が3つあるカラスから始まります。日本サッカー協会のマークである八咫烏は古事記・日本書紀で登場し足が3本となっている。このことを知ってるとCMの冒頭のカラスが八咫烏だからサッカー代表だ!って。これに気付いた時は一人ニンマリしましたよ。 あとキン肉マン・完璧超人始祖編のカラスマンの周りで鳴くカラスの「ネバー・モア」がアメリカ合衆国の作家エドガー・アラン・ポーの作品「大鴉」(おおがらす、The Raven)に由来することも知りました。なるほど!
今朝も小さい鳥の声がたくさん。あっ、巣立ちの時期かなって。他の鳥の鳴き声にも興味が出てきます。 やっぱり少しでも知ろうとする事がどれだけ多くの知のドアを開けてくれ新たな好奇心の場を与えてくれる。楽しい!

一つ疑問が残ると言えば、これだけ雑食なカラスの糞。あまり臭くなかった記憶が。うーーーん、筆者の方にメールでもしてみようかな?
でもこの問いは面白くないかもだって臭わないからね。。。
お後がよろしいようで。。。

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