月曜日, 8月 23, 2010

書評 その27

葬式は、要らない (幻冬舎新書)
著:島田 裕巳
出版社(発売日):幻冬舎 (2010/1/28)

僕が日本にいた正月から春先。本屋さんでやたら見かけた本。
なんか「売れてます。」って本には飛びつきたくないので、無視していました。
でも筆者の島田先生は有名な宗教学者なので気にはしていました。
twitterで結構この本に関するものを目にしたので、読んでみるかと購入。

内容は書評 その15 と結構被ります。
でも大事なのは、なぜ葬式を行うのかと言う点が示唆に富んでいました。
仏教と葬式との関係性。

僕は仏教の思想に興味があり共感する部分があり、最近ではこちらで宗教は?って聞かれると仏教ですと言っています。でも宗派など細かい点は今も無視ですが。

簡易な葬式になれば、お坊さんや葬儀会社の人は困る。そこには社会の変化が関連する。
そんな部分を読んでいて、高速道路を無料化するとトラックやフェリー業界が打撃を受けるを連想しました。そして考えた理論。

「A x B = 1」の法則。

何を1にするかの議論は難しいので今後も考えないといけませんが、誰かが得をすれば必ず誰かが損をする。全体としてのは常に等しく、それをどこの観点から見るかが大事なのでは。

死と言う避ける出来ない一定の出来事に関連する事象。そこにおける葬儀というものを考えるにはいい機会の本だと思います。
そしてここでも世界と比べてと言うのが出てきます。客観的になる比較は大切だ!!

日本史や倫理の授業で習った仏教の変遷のあたりをもう一度ちゃんと勉強したくなりました。このあたりが本当に曖昧。

進研ゼミでも始めるか!?笑

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