日曜日, 8月 22, 2010

書評 その26

日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書)
著:高橋 洋一
出版社(発売日):光文社 (2010/5/18)

筆者の高橋洋一さんは元財務官僚。彼の解説は宮崎哲弥さんが出演されてる番組で何度か見ていたのですんなり読めて、それを改めて文字で理解した感じででした。
現在の民主党政権の掲げている政策を、筆者が経済学という側面からコメントしていく感じです。とても読みやすく、へぇーってたくさん感じました。

経済学。理論とかそんなイメージもありますが、数字と言うのが大事なポイントになります。あと前提。
数字を出すにはロジカルな面があるので、いろいろな条件算出方法が至極真っ当か。
概論しか報道されていない部分が多いので、今書いた細かい部分を見れる目を身につけるといいのかななど思いました。

あと、僕が一番感じたのは比較対照としての外国の政策。
何が世界スタンダードなのか?何が日本独自なのか?
「井の中の蛙大海を知らず」ではないですが経済や政治など国内で収まらない問題、そしてそれがインターネットですぐに報道されたり調べたりできる現状において、この視点は大事だと思う。

しかも、前提条件をちゃんと理解した比較。
大阪市とアメリカ大陸を比較することとは…?
規模・対象・法律・文化・宗教など言い出すときりが無いけど、その辺の目的に応じた普遍化の出来た議論。

世界標準とは?をすごく僕は考えました。
経済学とか気楽な感じで勉強したいですね!

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