火曜日, 3月 03, 2015

12冊目2015(199)

青春の上方落語 (NHK出版新書 422) 新書 笑福亭 鶴瓶 (著), 桂 南光 (著), 桂 文珍 (著), 桂 ざこば (著), 桂 福團治 (著), 笑福亭 仁鶴 (著), 小佐田 定雄 (編集)
NHK出版 (2013/12/6)

謎が解けました。と言うよりも、無意識が意識になる気付きですね。
僕は過去噺家さんや芸人さんの生い立ちや生き方・考え方を知るのが好きで、その手の話題になると食い入るようにトーク番組を観ていました。そして、ここ数年書物としても手に取るようになったのです。
なんでこんなにそそられるのか?好奇心がわくのか?いまいち根本的な回答はなく、芸人さんの生き方に興味があるという、自分のお笑い好きから派生した深入り的に思っていました。

自分が今のサイエンスを仕事として始めるようになって、人とのつながりやテーマ・プロジェクトのタイミング、競争相手や協力者など良くも悪くも深い人間模様と時代の変化に接する機会を得ています。その中で僕はとてもワクワク子供のように喜怒哀楽と好奇心をもって生きているのが現状で、当事者や傍観者として贅沢な時間を過ごしているのです。

そう、やってることは違えどきっと芸事の世界も似ているんですね。師匠との出会い。先輩や後輩の存在に、時代の機微などなど。どこか共鳴していてなにかを感じたかったんですよ。そして、それはスポーツにも言えること。
果たして、僕自身小学校から高校までのバスケ、大学時代のラクロス、アメリカに来てからのインドアサッカーとサーフィンなど振り返れば出会いとかタイミングに彩られた、苦くも甘くもある思い出なんですね。

さてようやく本書の内容ですが、さすがの師匠方ですよ。出会いや引きの強さや強運など。そしてそれ以上に苦悩し苦労した時代も含め。
そういった生き方に興味のある人はニヤニヤしながら読めますよ。

そして絶対に言えること。みなさん真剣に落語にと生き方に向き合っているからこそです。
さて僕は。。。drink first, then think about...

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