日曜日, 4月 24, 2016

11th book on 2016(241)

日本野球25人 私のベストゲーム (文春文庫PLUS)
スポーツグラフィック ナンバー (編集)
文藝春秋 (2008/8/5)

この本を手に取るきっかけはたまたま見つけたイチローさんに関する番組。高校3年生の夏の甲子園予選の話。それがこの本に収められているという。その試合は本の中のイチローさんの言葉を借りれば「だって、あそこで僕の野球、終わっていたかもしれないんですかあね。」という試合。人のターニングポイントを手元に置くことで自分のターニングポイントも忘れず意識できるかも。なんて想いで手にと取ろうと。

25人25様のベストゲーム。そのベストゲームたる所以も25様。必ずしも勝利や歓喜が取り巻く空間ではないという事。知ってるゲームの裏側。知らないゲームとの出会い。なにか卒業式に起きるような想いでの走馬灯があり、選手・監督の生きざまが滲み出るチョイスでなぜかニヤニヤしてしまう。

今の野球も好きだし、今居るところのベースボールも好きです。でも、なんだろう、あの小中学生の時のあの”プロ野球”のいい意味の雑多さ。そこを生き抜いた・(言葉は悪いけど)踏み台としたスターの視点はサムライやなって。今の世代は今の選手にサムライを感じるのかな。でも、少し無茶苦茶が許されて融通が利いてふざけてる面もあったけど、今以上にガチンコだった時代の空気。

歳を重ねそんなええおさんになりたいと切に思いました。野球選手・アスリートはかっこいい!!

外野席の野次るおっさの如くビールと共に。野球最高!

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