火曜日, 8月 13, 2013

本の感想2013 No26-27(その126-127)

国会議員の仕事―職業としての政治 (中公新書) [単行本]
林 芳正 (著), 津村 啓介 (著) 
中央公論新社 (2011/03)

どうして国会議員という仕事についたのか、なってからの仕事は、与党と野党とは。
二人の議員さん(自民党と民主党)の目で、小泉旋風から政権交代までが綴られています。
同じ出来事を全く180度違う立場で見て語ってあるのがとても興味深いところです。
中から見えること外から見えること。この2つのレイアーを重ねた時に見える事。面白かったです。

選挙を戦うというので言えば、ここで以前に紹介した
書評14(その57) 体験ルポ 国会議員に立候補する (文春新書) 著:若林 亜紀 
本を思い出したり。選挙を戦うこと当選することへのプロセスは読んでいスゴイなと思います。
僕にはできましぇん。

お2人とも最初から政治家ではなく、会社勤めからの転身というのも読んでいてなるほどーと思うこと・感じることがあります。
どうやって色んなことを学んでいくか、官僚との向き合い方、人脈や人間関係など抽象化すれば僕らの生活や仕事にも当てはまることが多いなぁと。政治だから特別な仕事では、政治が持つ意味や重要性とかを自分で消化して仕事をしている議員を選ぶというのが大事なんだろうと思いました。

ネット選挙ってネットで選挙うんぬんではなくて、ネットで議員と有権者が繋がり理解し評価しあうためのツールが大きく広がったと理解すべきだろうな。そして、僕達がもっと有権者として政治家さんを知って考えないといけないんだろうなと。色々考えることが出来た一冊でした!


ファミリーレストラン 「外食」の近現代史 (光文社新書) [新書]
今 柊二 (著) 
光文社 (2013/1/17)

お弁当文化から始まって今の多種多様なファーミリレストランが出来るまで。面白かったです。
ここで強く感じたのは最近自分の中でテーマであるロジスティックを応用させて、行動形態・消費形態・生活形態がその発展に大きく影響したんだな。
アメリカの車社会を見て日本で起きるだろうと予想するなど、ショッピングセンターと同じでした。
そして消費者をどうターゲティングするかも。最近読む本が色々交差していて面白かったです。

食欲という生きている限り逃れないこと。
需要がうまれ、多様性が広がり、付加価値が付き、淘汰され、生き残り
まるで平家物語の最初のように栄枯盛衰だなぁと。
そして知恵を絞った所が生き残っている。すかいらーくからガストへのシフトとか、ロイヤルホストが万博で行った試験など。読んでいて「へー」といっぱい言いました。

戦後・戦前のメニュー・価格と現在のそれ。日本がいかに豊かになり豊食(飽食)の時代を送っているのか。
今度ファミレスに行ってみたくなりました。ちゅうか日本のファミレスって安いねー。

 

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