火曜日, 4月 08, 2014

読んだ本・その12(155)

プロメテウスの罠: 明かされなかった福島原発事故の真実 [単行本]
朝日新聞特別報道部 (著)
学研パブリッシング (2012/2/28)

この連載が毎日読めるのならずっとやらなかった朝日新聞デジタルの無料登録をしようかなと思います。しかももう6巻まで出てるんですね。これは第一巻になります。貸してくださった知人に感謝!

悲劇の極致は喜劇といいますが、喜劇でなかったのが残念です。

イギリスのBBCのドキュメンタリーで菅元総理がでて居たのを思い出しました。その中で正確な表現は覚えてないですが「真実を知ってもらえれば分かってくれるはず」といったニュアンス。
そしてあとがきにある「4月以降国の原発対策が杜撰だった点を首相に帰す報道が続いていた。(中略) それへの違和感だった。ことはそう単純ではないのではないのか」

あー、なるほど。この本を読んで腑に落ちた気がします。

国家のトップとして責任という重荷がある以上、すまなかったでは済まされないことはたくさんあるでしょう。
でもこの書の中で描かれる官邸内のようす。SPEEDIの経緯、非難区域設定、放射能に関すること等々。

不作為・無責任
しだいけど出来ない、出来るけどやりたくない

といった言葉がずっと頭の中をぐるぐる回りました。有事に平時だったんでしょうか。
たくさんの小事の判断ミスが積もり積もった結果。
判断ミス。判断を下す材料が間違っていたら判断を誤ります。

まるでSTAP細胞のようだと、ふと。この問題もこういった検証が必要なのでしょう。
今日小保方さんが会見するようですね。

そして、ここに出てくる科学者の方々のようにありたいとも切に感じたのでした。
有事の際の僕、果たして。。。 
不安しかない!!





0 件のコメント: