月曜日, 5月 05, 2014

読んだ本・その16,17(159,160)

官能教育 私たちは愛とセックスをいかに教えられてきたか (幻冬舎新書) [新書]
植島 啓司 (著)
幻冬舎 (2013/11/29)

タイトルだけ見るとなんと!って感じでしょうか。
愛やセックスと言うとなんか怪しげなように聞こえますが、生殖活動と交尾と変えてしまえは昆虫か生物学の本にみたいですね。

そう、元を辿っていくと子孫を残し繁栄させるためにする行為として愛やセックスを再考しよう!です。

昔、月亭可朝さんが一夫多妻制で選挙にでました。落選されてしまいましたけど。戦国時代とかいった歴史の時代では側室とかありましたよね。まぁ力のある人がいっぱい女性を抱えてセックスして子供をたくさん作っていたんです。
一般家庭もたくさん子供がいました。この場合は労働力として家族にフィードバックされるのです。
本によれば民族によっても色々ルールがあったようです。
天皇制が維持できたものこういった事象の賜物でしょう。
これらを踏まえてどういった人がモテるのかの考察がされていました。

翻って、現代の愛の形セックスの形。物凄く変わってきているのが容易に感じれるでしょう。
根本としての恋愛・人を愛するということはどういうことなのか?セックスの定義とは?
そういった問いを投げかけてくる本です。

読みながら岡田斗司夫さんの著書フロンが脳裏に浮かび、現代のAVが提供する様々な非日常的シチュエーションの数々の需要など考えました。
国の安定は人口の問題でもあるのです。子育てのしやすい社会というのも大事ですが、ここにあるようなセックスとは愛とは恋愛とはとい本質的なことに頭を巡らせるのもいいのではと思います。

非常に興味深かったのは最後の方にあった「キスフレ」という概念。
うーーーーーん。欲しいかも!でも、それ以降を我慢できる自信がないなぁ。。。って何を告白しとるねん。。。



陸軍中野学校極秘計画―新資料・新証言で明かされた真実 (学研新書) [単行本]
斎藤 充功 (著)
学研パブリッシング (2011/03)

敬愛する勝谷誠彦さんがよく口にする「軍事を知らずして平和は語れない」。
大東亜戦争の最中その軍事のど真ん中で工作活動を行う人材を世に送り出した陸軍中野学校。
多くの人が聞いたことのあるこの学校が実際どのような概要だったのかを知る人は少ないと思います。
この本はまさに陸軍中野学校の学校案内とでもいった感じでしょうか。

工作のための資金作り
戦後(ポツダム宣言受諾後)に企てようとした計画・皇族護持工作とマッカーサー暗殺計画

外国ではCIAやMI6とかKGBとか当たり前のように名前を聞くこうインテリジェンス機関(諜報機関)といった組織。
日本にだけはやってこないなんて皆さん思ってたりするのかな?
ウクライナのEU加盟なんてCIAの工作だっていうのはよく知られているわけですし。
映画SPに出てくるようなテロを未然に防ぐってどういうことか。それを踏まえた特定機密法をどう考えるか。
中野学校の関わった史実をどのように感じ、このような機関の意義をどう考えるかはあなた次第でしょう。

印象に残ったのは本内に出てくる「国滅んでなんの再建ぞ」という言葉。どこを見て行動するのがbetter/bestなのか。
あと、日本に亡命していたバー・モウというビルマの国家主席の話。これは日本が攻めた国々との関わり合いを思索するのに面白い記述でした。
さらに、この学校の卒業生が高齢化して記録としてこの学校のことを残すのが困難になっているという事実。震災の記録の保管とかといった問題とシンクロしました。

シリア・中東にウクライナ。チベット・新彊ウイグルやタイなどなど。
世界を見渡せば一触即発の所がたくさん。平和な今のうちにしっかり考えてみませんか?
何を?非常時に酒を確保する方法。。。

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