火曜日, 6月 03, 2014

読んだ本・その20(163)

ナガオカケンメイとニッポン [単行本]
ナガオカ ケンメイ (著)
創美社 (2009/11)

知人からお借りした本です。文は2005/11-2009/08の期間に筆者のブログ「ナガオカ日記」の中から「日本」というキーワードに関するものをピックしたものです。文体と構成のせいもあると思いますがさくさく読みきりました。

筆者が立ち上げたプロジェクトとの推移とそこで筆者の感じたことの記録ですが、読み進めるにつれてどうも僕には仏教的な文章に見えてきました。空、無常、縁起といった言葉がしっくりくるような所が多々ありました。

テーマであるデザインについて思いを巡らせる筆者。時に自分が生きるやサイエンスについて考えるような解に似ていたり。ちょっと感覚的な部分がなんか自分と被っている気がした。

デザインの持つ本質とは?
デザインの中からデザインを探していないか?
人との関係背の中で自分や社会が成り立っている。
何か根本的なことが雑になっている自分を恥じた。
オープンした店を見るよりも、つぶれた店を回るのだ。そこには無理が現実となった状態がある。
当たり前だけど出来ないことを積み重ねることで、幸せは作れる
(本より)

まだまだたくさんぐっときた箇所はありました。こう表現するのかなんて悔しかったりも。

本の中に出てくるプロジェクト等に関して一切検索せずに来ました。なぜならタイムラグがあるから。
しかも震災があって、おそらくデザインというものに関して筆者はまた悩んだのではないかと。
ドキドキしながら検索しようと思います。日本に帰ったら是非ここで紹介される店舗に足を運んでみたいです。現在も進行していることを願いつつ。

このブログも書籍化してくれる人おらんかな。。。あったらドッキリやな。。。

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