木曜日, 9月 29, 2016

24th book on 2016(254)

不動産は「物語力」で再生する 単行本
川井徳子 (著)
東洋経済新報社 (2011/11/25)

個人的なことから始めると今まさに手に取れてよかったと思う本でした。

良いもの・素晴らしいものとは?今ふと「宝の持ち腐れ」という言葉が浮かびました。
どんなに良いものでも使い方や状況・環境次第で紙屑にもなる。そうしないためには?

そこの問への答えを筆者が自己の体験を元にして導いていきます。
「物語力」と表現されていますがこの「物語力」の持つ深く多彩な意味に納得させられます。
でも、それは特別なことではありません。特別でないことを当たり前に出来るか。果たしてこれこそ向き合うべき人間としての本能であり苦悩なのでしょう。

自分から他者・地域・国・歴史と広がる世界。
広がった世界から自分へ向かって閉じていく世界。

この本を読む作業は曼荼羅の上をグルグルと回っているようです。そして散りばめられているその回転への作用・反作用の法則を各人が汲み取ってください!とでもして纏めないと延々終わらない。それが曼荼羅!?

僕は廻りすぎているようです。おそらく飲みすぎです。。。

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