日曜日, 2月 14, 2010

書評 その2

今回は経済金融関係

日本銀行は信用できるか
著:岩田 規久男
出版社(発売日):講談社現代新書 (2009/08)

最初は「日本銀行は…」だと思って購入して、後で日銀の話だと知った本。

内容は読みやすく日本銀行とはどんな所やねんと書いてあります。
面白かったのは海外の中央銀行との比較の部分と今までやってきた政策に関しての分析です。

僕が今まで割りに抱いて疑問
「なんで農業問題を農学部出身の人、国土交通省を都市計画とかやってる工学部の人、厚生労働省は医学部の人といった具合に専門の人がやらずに東大法学部の官僚さんがやってはるのだ?」
と思っていました。日銀も同じです。東大法学部の方々がほとんど。
でも海外の中央銀行は、経済の専門家で博士(少なくても修士)を持った人が運営しているんですって。

経済の舵取りは難しいと思うので、そっちがいいのにと僕は思いましたが。

政策については「前例主義」というものですって。


今回読んで思った感想は日本人が運営する日銀やねんなーって。
最初の書評で書いた内容に多少被るのですが、
「日本人って長く続いているものに対する尊敬が大きい。そのせいか、変えたほうがいい所でも変えられない。そういうシステムですから。」
これを全否定するつもりは無いですが、何百年に一度の大被害とかといううのなら、前例を取っ払ってでも現状に対応しないといけないと思うのですが。

誰が変えたか問われるし…、変に最初になりたくないし…。
「その前例」が長く続いて名前残るし…、よいの名前の残り方しなかったら…。

責任やら専門って言葉について改めて考えました。

めざせ!!責任ある専門家!!

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