ヒップな生活革命 ideaink
佐久間 裕美子 (著)
朝日出版社 (2014/9/18)
こう言った書き方はどうかと思うが、読むべくして手に取ったとしか言えない本でした。年末に日本の本を扱う店の店頭に並んでいて「ふーーむ!?」と思った矢先に、購読している津田大介さんのメルマガで筆者との対談が収録されている回を読む。
どちらが先でも後でも成り立たないタイミングによって手にした本。読みごたえ抜群でした。
僕の住む街・ポートランドが本の中で紹介されているから例の書店で並んでいたという訳なのですが、ここ数年のこの街の注目度を立ち止まって考える上でとてもよかったです。カラクリを知るうえで。。。
キーワードとして「サステイナブル」や「地産地消」とか「住みやすさ」やら「サードウエーブ」「クラフトブーム」「オーガニック」やら。
これはおそらく3つの視点で分解できるなと。因数分解!
1) 資本主義の行き詰まり
2) 情報とは!?:アクセスビリティーと発信するメソッド
3) リバイバル
厳密に言ってここで紹介されているライフスタイルと言うのはNEWではない!ということです。単に原点回帰です。昔は地産地消だし、クラフトと言うか自分で作っていたし、究極のオーガニックであり物々交換のトレイサビリティー。
産業として成立していたんです。でも、昨今の出来事の通り齟齬が発生してきた歪み。それで自分たちの生き方を守っていた人たちに注目が浴びてきて、存在感が出てきた。
存在感とは相対的なんですね。価値もそう。それを受け入れるか。究極には知るか知らないか。面白い時代です。だからこそのブルックリンでありポートランドなんですよ。このブームに乗っかるために生きてきたわけではないんですから。
アメリカの連邦制による州の話から日本の道州制を再考したり、たくさん載ってる成功体験から温故知新でモノを考えたり。クオリティーオブライフという命題と向き合うきっかけにはいいのではないでしょうか。
日本の文化って正直言って2周ぐらい先まわりしてるんで、ポートランド!!って言うより安倍政権ではないですが地域創生に応用すべきですよ。こっち来るより地方でしょう!あっ、人を呼ぶ都市計画かぁー。まぁ、多角的に読めれば楽しくて仕方ない本です。
個人的には好きなパタゴニアと言う企業との向き合い方で「うーーーん」と。ある意味で自分のイデオロギーと向き合いました。
読んだ方!いつでも語り合いましょう!コメント待ってます!!!!
来たらどないしよ。。。
3 件のコメント:
この本を買うかどうか悩んどった最中!
まさか、こーゆー形の出会いがあるとはな。
これも縁やな。
コメントの為に買お(笑)
>もりきっちゃん
コメントありがとう!
まさかここでの繋がりも発生するとは!
おもしろいモノは面白い連鎖を作るんやねー。
読んだら感想聞かしてね!
Cheers!
この本を読んだ時、何故自分はポートランドを選んだの?というキーワードから読み進めて、そうかぁー、自分の仕事のように高い生産性はないけど、コツコツとアルチザン的に暮らすに心地いい場所、それを認めてくれる人々、でも情報社会の恩恵もバランスよく受け入れる、温故知新、原点回帰。。。色々なキーワードが見えてきたよ。
問いと答えのそれが線として繋がってやっぱり選んでよかったなぁーっと。あと、街の景観も。。。ってこれはGreen Neighborhoodからのキーワードとなるかな。ブルックリンも住むのはどうかな?と思うけど相当気になる。。。
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