死をどう生きたか―私の心に残る人びと (中公新書 (686)) 新書
日野原 重明 (著)
中央公論新社 (1983/3/23)
この本の感想を書き始めてとみに感じること。本は手にした時がサインで、読み始める時に意味がある。
この本は記憶が正しければ7年ほど前の一時帰国の時にたまたま立ち寄ったフリマで3冊500円(もっと安かったかも)で購入して、ずーーーーーーっと積読されてました。
存在は把握してるけど読む優先順位が低かった、それがあるきっかけで思いを馳せる時に手に取るべき本となって居てくれた。
それは人が死を意識した時に生まれる感覚に近いのかもしれない。
当たり前が当たり前でなくなるという、残酷な仕打ちを受けないと天に召されない現実を受け止めた時に、人はいつも感じることのなかったゾーンに入っていくとでもいうのか。
そのゾーンには今まで生きてきた・関わってきた・捧げてきたものが色濃く反映されて、よりいっそう個人を浮かび上がらせるというのかな。
本書に出てくるのは一線で生きてきた人たち。だからこそ本として綴れる話があり、担当医を務めた日野原さんという「キュレーター」によってまとめ上げられた。
でも万人に万人の綴るべき話があるはず。あそれは、当事者となった人か「キュレーター」となり心の本に記さないといけない。なぜなら、問いを投げかけるという行為は対象があっての出来事だから。
その方法論、どう向き合ったらいいのか困ってる人にはよいナビになるのではと思います。
もう30年以上も前に出された本。色々変わったけど変わらない事。人はいずれ死ぬのだいうこと。そして人はそれに対峙しなければならないということ。
。。。
今年の僕、一味違う!?
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