火曜日, 2月 26, 2019

2019年3-4冊目(331-2)

ジャイアン2.0: 四次元ポケットの作り方 Kindle版
尾倉 侑也  (著), 山田あきと  (著)
Amazon Services International, Inc.

「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める! Kindle版
苫米地英人  (著)
コグニティブリサーチラボ株式会社 (2014/4/14)

ジャイアン2.0という名前が面白くて手にとってみました。
要はシェアリングエコノミーの未来とネットワーキングも可能性の実体験をです。それを若い筆者たちが臆する事なく進む姿に希望を持つ同世代は多いかもしれない。

彼らはネット世界を四次元ポケットと捉え、シェアリングエコノミーにおける共有を「俺の物は俺の物、お前の物も俺の物」と言うジャイアン的発想から発展させて「俺の物はお前の物、お前の物は俺の物」としてジャイアン2.0とした。
面白い相対化だと思う。ただ四次元ポケット的な便利さまで議論するならオフラインという考えを入れて欲しかった。ネットに繋がらなくなったら何もできない。この限界がある以上四次元ポケットには遠く及ばない気が僕にはする。なぜなら、四次元ポケットはドラえもんの腹部から自由に取り外すことが可能で誰もが使える(洗濯もできる!)。道具はドラえもんを離れても使える。ここまで踏み込んでほしかった。
ジャイアン2.0という考えも「俺の物はお前の物、お前の物は俺の物」となる点でジャイアンらしさが消えている。かつみんなで作っていくような要素があるので僕にはジャイアンβの方がしっくりくる。
細かいかもしれないけど、面白いネーミングだからこそここまで練ってほしかったのが僕の感想である。

成功体験は一例として希望を与えるけど誰もが同じようにしても上手くいくとは限らない。その反面、失敗体験は同じミスを繰り返さないための財産となるので共有する価値が非常に高く汎用性が高い。
その轍を踏むと苫米地さんの現状の閉塞感の分析からの打開策の提言の方が応用力があると言える。ただ、これを実行するには意識改革が必要でそれが出来てない現状に向き合わないと始まらない。

ゴールやコンフォート・ゾーンの新たな設定などは以前読んだ「習慣の力」にも似た考え方。正しく認識するから原因を正しく理解でき正しい行動や考え方が生まれる。この認識の枠に他人の目や常識・感情などが関わっている現実を理解でき変えれるか。この一歩を踏み出せるか。この本を手に取った人を観察してみたいなって思いました。その小さい作業・ひと手間が出来ない人が大半で、日々それを言い聞かせて動いている自分がいるからです。

改めて自分の認識を認識する再認識作業をできた気がしました。
さらに、この本のStep3にある「これまでの自分」というゴミを捨てるの項で議論される過去や未来に関する記述が次の感想に書く「時間と自己」にリンクしているように認識できて自分の高揚を認識したのでした。

って、認識認識うるさいなー!!!って、それを認識してるのか!!!
って、四元ポケットの中はどういう認識なんやろう。。。

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