日曜日, 4月 25, 2010

気になるニュース9

同業者なので一言だけ。

事業仕分けで理研(理化学研究所)に関しての記事について。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100426/plc1004261222006-n1.htm

この記事の中で「理研職員が妻をアシスタントにして」と言う記述があります。
職場内で結婚して、奥さんが博士やって、子育てのこともあるから技官さん(実験のお手伝い、パートタイムみたいな感じ。海外ではテクニシャンと言う)という立場でサイエンスに関わりたいということだったらどうするの?

実際、そういうケースは結構あります。色々な研究室などをみて(特に海外は)。
このアシスタントって言う「言い方」が不明瞭。
秘書や事務職だったらそう表記するだろうし、研究に携わっていると考えるのが普通だと思う。

「多額の税金を使って効率的な運営をしていない」
とういうのは、どの点ですか?
業績ですか?
簡単に業績が出るなら苦労しません。

研究者は「税金」を使っていると言う意識は持たないといけないとおもうけど、仕分けする人にも「サイエンス」という本質を分かって欲しい。

また科学者の地位が下げられる…気がする。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

問題は50万円の方でしょ。
パート、お手伝いさんに月給50万円って、常識的にあり得ないでしょ。
記事ちゃんと読んでるの?

Yoshi さんのコメント...

>匿名さん

コメントありがとうございます。
僕の表現が不十分でしたね。

僕は問題が2つ不明瞭な点があると思って記事にしました。この文中の「アシスタント」の扱いと
「妻」の問題。

1点目。
妻を同じ職場で雇っているのが問題のごとく感じたので、その一例として「技官さん(パートタイム、お手伝いはイメージちゃんとした職です)」を上げました。

2点目。
理研職員ってのがどのようなポジションなのか分からないからアシスタントの定義も不明瞭で50万円が妥当か分からない。
仮に教授と助教授で同じ研究室だったら?

研究所には色々な雇用体系があります。博士か修士かなどでも変わります。

その辺を想像してもらえると思ったんですが…。

でも、とても優秀なテクニシャンだったら50万円でもええんじゃないですか?
あくまも、アシスタントが「パート・お手伝いさん」というのは僕が勝手に分かりやすいように決めた定義なので…。

s_mae さんのコメント...

匿名の相手してるってエライね。
俺なんか匿名=嫌がらせだからすぐ削除何だが…

理研といえば、知り合いの彼もぼやいてました。
研究=聖域とまでは思わないけど
研究って費用対効果が出にくいんだよなぁ。

で、事業仕訳そのものは反論はないのだけど
あの民主党議員のパフォーマンスだけは腹が立つよな。
狙いやすい所狙ってるだけじゃん。
自分の党、特に首相の頭でも仕訳とって話。

Yoshi さんのコメント...

>s_maeさん

コメントあーざす。

科学者のプレゼンテーションは世の趨勢のなかで必要になってると思います(匿名さん答えたのはその一環です)。

費用対効果が出ないからこその国家予算って感じもしますが、がんばらねばなりませんね。

他の仕分けでどのような議論が起きたのかが知りたいですね。理研が取り上げられて、すべてが理研のようにとなってたら問題ですし。

あえて言うと、最近の理研の業績は結構凄いと思いますよ。

お知り合いの○野さんにもよろしくお伝えください!!
ついでにこのブログの読者に…笑