日曜日, 2月 22, 2015

8冊目2015(195)

森の力 植物生態学者の理論と実践 (講談社現代新書) 新書
宮脇 昭 (著)
講談社 (2013/4/18)

今あなたが見ている風景はその地の原風景ですか??
問いかけとしてはこんなかんじでしょうか。

地域開発などで日々変わりゆく景観。それは現代の最新技術を駆使した設計で彩られたもの。これなら。などと思うニンゲン。
しかしこのニンゲンは知っている。如何に自然の前では無力であることを。
地震やハリケーンや火山活動などでグーの音も出ないほどに。
ニンゲンと同じように自然も自然に負けるのか?
何を酔っ払いのコメントのように言っているのか?僕は至って真面目である。
その自然をどこまで評価しているのか?と言う問いをこの本は提示してくれたから。

あのおっさんは酔うとケタケタ笑いだし、グラスをまわしゲーゲーゲップをしながら真面目な話をしたかと思うと下ネタを発し、メールですまぬと詫びてしらっと言う「断片は覚えてる。家帰ってカップヌードルを食べていた。」
それは彼の自然な振る舞いで、本来な振る舞い。で、仲良くなれば織り込み済み(であってほしい。。。)のである。しかし、知らない人には面食らうであろう。それは知らないから。でも彼は言う、僕は僕だ!

あの森やあの景色。気付けはそこにあったもの。だけど。。。!?

いかに、人為的なものを原風景だと思っていることを知るでしょう。そしてそのクレームの対象がクレームを付けようもない過去であること。張りぼてだった真実。
でもあえていうとそれは真であり、僕たちの生活には必要だった。
では、ニンゲンって何??
またー!大げさな!を打破する論拠が実際に震災での実績で証明されているからこれが重い。

歴史と科学。地産地消の地に住み、住みやすさを享受する。果たしてその歴史は本当の歴史なのか?

長く強く負けずに存在するもの。案外灯台下暗しwith 知識暗しなんですよ。

自身の研究について少し考える種をまいてくれた気がします。そして、根拠のない何かが芽生えた気もします。個人的にはとてもいいタイミングで読めました。酒ばっかり飲んで枯れないようにしないと。。。

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