月曜日, 11月 09, 2015

36冊目2015(222)

チーズはどこへ消えた? 単行本 
スペンサー ジョンソン (著), 門田 美鈴 (翻訳)
扶桑社(2000/11/27)

瓢箪から駒。ひょんなきっけで手にしました。言わずと知れたベストセラー。
こんなに面白い本だったんやと。深い。実に実に深い。

待てよ。あれだけ売れたのに。。。

チーズを手にした日本人はどこへ消えた?

なーーんて、笑いたくなります。
ベストセラー。それがなぜベストセラーたるのか!?
店でNo1の風俗嬢はなぜNo1なのか!?それは。。。クワバラクワバラ。。。あの時よくそれを知りたいモチベーションがあったものです(遠い目)。

古文の教科書で論語を学び、知っている、人。
何かに迷い、論語を手にし、知っている、人。

山登に上り方があるように、本にもそれがあるということでしょう。


この本を読んだ後、ある日本食の店で鮨を食べました。
単純な感想。美味しい。悪くない。などなど。そこでもう一つの店が浮かび、比較対象を始めます。
ここはこっち、あれにかんしてあっち。
両店ともいいんです。でも、よい点悪い点がユーザーの求める欲求・要望で変わるんです。
みんなで楽しくワイワイなら後者。
女性を口説きにかかるなら前者。
それは、価格だけではない、味だけではない、鮨を取り巻く価値観なのです。

でも時に人は絶対的執着をモノや店にも抱きます。それは悪くないんです。分かるんです。
だからこそ、自分の価値観の軸を常にルースにしとかないと、時に大恥やオイタをやってしまう。
チーズを探す登場人物のように。

ふらっと、入った店で、中間地で鮨について想いふけった僕。
おいしいとは?雰囲気とは?高い・安いとは?
それは貴重な経験であり、そこを考えるからこそ変化にも想いが至るのです。

はてさて、ビールはどこへいった?胃袋に。はい、もう一杯。これは不変の定理です。

0 件のコメント: