金曜日, 11月 27, 2015

38冊目2015(224)

ボディ・ブレイン: どん底から這い上がるための法則(ルール) 単行本
下柳 剛  (著)
水王舎 (2014/7/2)

37歳で最多勝を2005年に輝いた下柳選手。彼がそれを手にするまでのプロセスの中で培った奥義を明かします!とでも大げさな話にでも出来ます。が、本質は昨今言われる心の問題の構造にリンクする深い内容でした、僕には。

下柳選手はアスリートです。それ故に心技体の充実が必要です。キャンプやトレーニングという技や体の方に目が言ってしまうのが事実。試合で実際に目にし直接的に感動するのもするもの、評価の対象や様々な指標の判断基準となるものも、この2つ技体から体感するものといえるでしょう。木で言えば地上に生える幹。いわば表です。
この本ではむしろ木の根っことも言うべき裏方・心に注目します。心技体の心は根性・気合と言ったスポコン的なものに置き換えがちでそれすらに疑問を抱くことが無かった。下柳選手が心の重要性を悟った結果、何がどう変わったのかを追っていきます。それが逆に技や体とは何か浮かび上がらせ、心技体の宿る身体としての人間の本質的に本能的に備わった能力の偉大を思い知ることになります。

僕たちがいつも日常で感じていることとはいったい何で、それはなぜそうなってしまっているのか?
立ち止まること。考え想像してみること。実行すること。失敗を含めた結果を見てまた立ち止まる。
失敗が悪だという前提。答えはこれに決まっているという常識。
さぁ、問いかけましょう。ちょっとした意識の違いで思いも寄らない世界が広がるかも。

といってる当人。意外にも考え方や意識してる部分など結構同じ所があったりして、自分の方法論の再確認できたようなところもあって、テンション上げ上げでした。
僕の最多勝。。。行きつけで年間飲んだビールの量!?カオス!!

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