金曜日, 11月 20, 2015

37冊目2015(223)

北方領土 特命交渉 (講談社+α文庫)
鈴木 宗男  (著), 佐藤 優  (著)
講談社 (2007/12/21)

かなりこちらの大きな書店の日本書コーナーでused bookとして見つけ購入。それから塩漬け状態のまま月日が過ぎ、数か月ほど前に僕が好んでチェックしている番組に鈴木さんが立て続けに出演されロシアとの話を聞くに至り、この本を手に取れた事を幸いに思いたいです。特にパリでの事件が起きる前に読み終えることが出来た事も。

北方領土問題が進まない事などの裏話にごにょごにょと言ったことをここで書くには至りません。
地政学の意味を思い知らされたことを記したい。ロシアといって何教の影響があるかとかあまりピンと来ない。それが実感。でもイスラム教が実は大きなカギを握ると言うのが実に目から鱗。想像力が働かなかった自分を恥じました。

パキスタン・アフガニスタンと言えば中東関係・テロとの関係と頭に浮かぶはず。そしてこれらとの関連イスラム教。
旧ソ連から独立した国々。カザフスタン・キルギスタン・タジキスタン・ウズベキスタン。。。
タン・タン・タン。そう、これらの国々もその影響が及ぶ国々。しかもあの大きな国土でそれらの国々と面している。
それを踏まえて安倍さんが中央アジア歴訪の意味とか、ロシアがシリア問題に首を突っ込んだり、エジプトからの飛行機の墜落事件とか、今回のフランスとロシアの連携とか。
チェチェン問題もその1つで”チェチェン人”が戦っているとは知らなかった(恥じですわ)。まるでクルド人が戦っているように。さらに深くいくと中国と新疆ウイグル自治区。

深い。実に深いとか言いようがありません。
いくつかの混乱があって一つでも落ち着くとほかの問題に集中して取り掛かれる。
プライベートと仕事の関係のように。
仕事に集中してもらうために、プライベートの問題の処理に尽力する。
やはりどんな時も広い視点で取り掛からないといけません。

ロシアと言う国。深い!ウオッカ。強い!

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